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「第二外語は何をとったらいい?」に対する回答は?

さてほとんどの大学生は、大学に入って、「第二外(国)語」というものを学びます。そして、しばしば聞かれるのが、この問い。すなわち「第二外語は何をとったらいい?」ですが、これに対する回答は簡単で、なんでもいいが答えです。

さすがにこれだけだと不親切なので、もう一つ付け加えるのであれば、その科目を取らないと卒業できないものです。何を言ってるのか?という感じかもしれませんが、つまり、学部学科によっては、履修しなくてはならない外語が指定されていることがあります。英文学科の学生なら、仏独西あたりが指定されていることがあります。その場合だと、興味のままに中国語を履修しても、それだけでは卒業要件を満たさなくなることがあります。よって、上記の例で言えば、仏独西語のうちのどれかを学ばなければいけない、ということになります(なお、この三つから選ばなくてはならない、というのであっても、答えは「お好きなのをどうぞ」が正解です)。

ちなみに、日本においては、英語の次に学びやすい環境にある言語のツートップは韓国語と中国語です(日本にいる「外国人」の上位二カ国もこの二つです。なお、3位は最近順位が入れ替わってベトナムになりました。でもベトナム語を学べる大学なんて、一体どれだけあるのでしょうか)。その後に、フランス語、ドイツ語あたりが来ていましたが、これから順位は下がりそうです。その次くらいにスペイン語が来て、イタリア語、ロシア語あたりが来ます。その次に来るのは、ブラジルポルトガル語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語あたりでしょうか。案外、古典語のギリシャ語やラテン語も履修できる大学は多いです。でも古典語は、一般的には「第二外国語」に入れてもらえることはないので、諦めましょう。

さて、たとえば、興味の赴くままにフランス語を履修したとします。できるなら、4年間続けるといいと思います。大学という教育機関を出た後だと、語学を習得するにはとにかく時間がありません。ひたすら4年間続けることができたら、きっといいことがあるはずです。3、4回生あたりで、授業がお昼前で、かつその次の時間が空いているなら、授業後はそのまま先生奢りのランチタイムになることも多いです。そこまで残っている学生なんか数名でしょうからね。

飽きっぽい方は、一年一言語というのもいいと思います。一回生の時にフランス語をやったら、次はドイツ語、韓国語、タイ語なんてやってもいいでしょうし、ロシア語、インドネシア語、イタリア語、ベトナム語なんて感じでつまみ食いでもいいと思います。どうせ言語をマスターする(「マスターする」の定義が「ちょっとできるようになる」だったら、いいのですが、ほとんどの人は「流暢に使いこなす」だと勘違いしているので、全ての言語のレッスンや関連の本で「マスターする」の類が書いてあったら、それらは例外なくウソですので、無視してOKです)なんて不可能ですので、文字や音を味わうというだけでもいいのですよ。



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