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今週の気になる本(0808-0814)
大体今週出版された/される/されていた本を紹介しています。自分用の備忘録でもあります。毎週日曜日に公開されます。冊数は決まっていません。まあ、3冊くらい紹介できればいいと思います。硬めの本ばかりということでもないです。「読んだ本」ということでもありません。できるだけ新しい本がいいと思いますが、そうでないものもあります。
紹介して欲しい本があれば、お知らせください。
田中創『ローマ史再考』NHKブックス
「ローマ史」というのは、日本で言うと「歴史科」あたりの領域なのですが、時代も長いし、言うなら「ローマ学」と言う分野と言ってもいいのかもしれません。「本場」の欧米とかだと質量ともに高いものですが、日本も負けてないと思います。それは、下の翻訳を見ればわかると思います。
京都大学学術出版会が出している「西洋古典叢書」シリーズですが、これは、名前通り名実ともに世界トップレベルであると思います。色々先行き不穏なニュースが流れる京都大学ですが、頑張って欲しいと思っています。
そういえば、まさしく欧米でよくある「Japanology/Japanologie/Japanese Studies」に相当するのって、日本にはあるようなないような。
日本という分野を全体として捉えるという作業は、特に日本国内においては、容易ではないと思われますが、一歩外からの視点で見るというのは、もっと積極的にするべきではないのかとは思っています。
F. ナイチンゲールの『看護覚え書』は、多分看護学生の必読書みたいな扱いになっているのではないかと思っているのですが、いかんせん、ここ数年に書かれた本ではないので、しっかりとした注釈が必要になります。
これを補うであろう本がこちら
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