スーザン・フィリップスとコンテンツを考える
スーザン・フィリップスとコンテンツを考える
スーザン・フィリップス(Susan Mary Philipsz OBE,1965- /アーティスト・彫刻・サウンド)
サウンド・インスタレーションのアートでの位置づけを基づいた第一人者だ。
彫刻家であったスーザン・フィリップスは、サウンドインスタレーションは、グローバルに著名な表象だ。
近年のアートワーク- Susan Philipsz
2011年、フィリップスはシカゴ現代美術館(Museum of Contemporary Art, Chicago)からサウンドインスタレーション「We Shall Be All」の制作を依頼された。
その「We Shall Be All」というタイトルのこの作品は、シカゴの労働史、特に1886年のヘイマーケット事件(Haymarket affair/ヘイマーケット暴動-1886年5月4日にシカゴのヘイマーケットスクエアで行われた労働デモで起こった爆撃)と世界産業労働組合(Industrial Workers of the World-IWW/1905年にシカゴで設立された国際労働組合)、IWWの哲学と戦術は、社会主義、サンディカリスト(労働者が経済を支配する政治哲学)、アナキスト(個人主義的無政府主義)の労働運動と結びつけられる。(別名は、Wombles)
We Shall Be All
そのMCA(Museum of Contemporary Art, Chicago)での彼女の2011年の展示会の一部は、建物のアトリウムでの彼女の作品「The Internationale」(インターナショナル)も含まれている。
彼女はMCAの展示に加えて、イリノイ大学シカゴ校にあるジェーンアダムスハルハウス美術館(Hull House)で2002年の作品「Pledge」(誓約)を発表した。
2013年、フィリップスはニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された史上初の主要なサウンドアート展であるSoundings: A Contemporary Scoreに参加した。
2016年、彼女の作品「Part file score」(パートファイルスコア)がハーシュホーン博物館(Hirshhorn Museum and Sculpture Garden)に展示されている。その流れは、続いていく・・・
スーザン・フィリップスのサウンドインスタレーション
ここでランダムになるが、いくつか、スーザン・フィリップスのサウンドインスタレーションを・・
Susan Philipsz, The Internationale -1999
ATTENDANT (WALKING IN SUSAN PHILIPSZ´S "PART FILE SCORE" IN HAMBURGER BAHNHOF BERLIN) -2014
SUSAN PHILIPSZ AT TANYA BONAKDAR LOS ANGELES -2020
そして、彼女は、英国の芸術への奉仕のために、2014年の新年の叙勲で大英帝国勲章(OBE)の役員に任命された。
その業績賞賛されるまでに抗議も受けている、サウンド・インスタレーションというARTおける先駆者の苦労も感じる・・・
次回は、「2010年のターナー賞の打ち上げは抗議で迎えられた・・」まさに、この作品に類するところだ。