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ポンピドゥー・センター/パリの近現代芸術拠点

ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター (Centre national d’art et de culture Georges Pompidou (CNAC-GP)-いわゆる「ポンピドゥー・センター (Centre Pompidou)」
パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設である。

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1969年、ジョルジュ・ポンピドゥー大統領 (1969-1974) が、近現代総合芸術施設としての目的で、造形、デザイン、音楽、映画、、図書館を含む近現代芸術拠点をパリに構想される。
1977年、ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領により、落成された。
だが、建築家レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャース達のデザインが斬新であり、周囲の歴史を感じる建造物とのバランスを損ねると、批判が持ち上がる。ただ、それは、*エッフェル塔の時と同事例だ。
「これは、芸術と人間との自由な関係の夢であり、同時にまた、街の息吹が感じられる場である」レンゾ・ピアノ
それまでの、ルーブル美術館や、オルセー美術館は、宮殿、万博時の駅を再構成しているので、いわゆる歴史的な佇まいを感じるのだろう。ただ、今では、ポンピドゥー・センターは、パリのシンボライズされた建築の1つだ。

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                     Photo-Artoday

ポンピドゥー・センターの構成は、公共情報図書館(1F-3F)、国立近代美術館(MUSEE)/産業創造センター(4F-6F)、映画館、多目的ホール、会議室、アトリエ・ブランクーシ、カンディンスキー図書館および国立音響音楽研究所 (IRCAM) などで構成されている。
国立近代美術館(MUSEE)部分の概略
5F-国立近代美術館 入り口-1905年-1965年の近代芸術コレクション(MODERN COLLECTIONS)を展示
4F-1965年から現在までの現代芸術コレクション(CONTEMPORARY COLLECTIONS)を展示
6F-ギャラリー- 企画展等


モンドリアン「ニューヨークシティー」(1942年)

                    Fig.デ・ステイル(モンドリアン)

アンディ・ウォーホル「10人のリズ」(1963年)

                  Fig.ポップアート(アンディ・ウォーホル)
                   

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                  Fig.IKB、モノクロブルー(1960年)-イヴ・クライン
                         

そのMUSEE-近現代美術のコレクションとしては欧州最大であり、その内容は、MoMAに次ぐといわれる。
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2010年、ポンピドゥー・センターの分館としてポンピドゥー・センター・メッスが開館した。
2019年11月、上海ポンピドゥー・センター(西岸美術館)
 今回開館したポンピドゥー・センターのポップアップは、「ウエストバンド・ミュージアム・プロジェクト」と呼ばれるプロジェクトによるもので、2024年までの5年間限定だ。同地区の再開発を担うウエストバンドグループとポンピドゥー・センターが、2017年に協定を結び実現した。
そして、開館記念展は、10万点におよぶポンピドゥー・センターのコレクションから約100点を紹介する-「THE SHAPE OF TIME」(-2021年5月9日)これを、どのように解釈するか?

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          Fig.上海ポンピドゥー・センター(西岸美術館)2019-2024年

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