My Name Is Buddy -ライ・クーダー
My Name Is Buddy -ライ・クーダー
ライ・クーダーは、土着された楽曲を求めて、旅を続け、アルバムを続けた、そのサウンドには、その土地の土壌の匂いが漂う。
「ぼくの人生は常に探求の連続だった」-Ry Cooder
カリフォルニア三部作
そして、近年のストーリー性を持ったアルバムで、これら3作は「カリフォルニア三部作」と呼ばれる。
カリフォルニア三部作とは
2005年、「Chavez Ravine」(チャヴェス・ラヴィーン)-ロサンゼルスのメキシコ系アメリカ人コミュニティーを題材としたコンセプト・アルバム
2007年、「My Name Is Buddy」(マイ・ネーム・イズ・バディ)
2008年、「I flathead」(アイ・フラットヘッド)
My Name Is Buddy
その中のMy Name Is Buddyを、今回は、スポットを当てみる・・・。
My Name Is Buddy
そして、このMy Name Is BuddyのアルバムのCardboard Avenue には、沖縄の土壌に根づく、沖縄民謡風の音階やフレーズ感じる・・・
Cardboard Avenue
ライ・クーダー(Ry Cooder / Ryland Peter Cooder,1947 - /アメリカのミュージシャン,ギターリスト…)
彼の指の爪で澄み切った音調をかもし出す、それは、ストラトキャスターで、スライドギターやフィンガーピッキング、それら、織り交ぜたフレーズは、評価が高い。
そして、当初から、一貫して商業主義に惑わされることのないコンセプトだ。
Ry Cooder
なぜ、ライ・クーダーが、こういう生き方をしたのか(?)
4弦スライドギター(その構成と手作りの発生を考えてみたい)、不慮の事故と義眼、幼い頃の悲劇もある・・・・
ただ、かんたんには、この成果には辿り着かないだろう。
そして、映画のサウンドトラックで名を馳せてから、ヴィム・ヴェンダース監督とのつながりも、視点を置きたい。
パリ,テキサス、そして、ブエナ・ビスタに至る流れ・・それをきっかけとした、2000年以降のアルバムの流れは、魅力的だ・・・
そこには、ライ・クーダーの、真面目な努力と感性に導かれた孤独な風景、土の匂いがサウンドとして流れている気がするのだが・・・・・
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