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グスタフ・ドイチュ監督-学際的な実験映画

グスタフ・ドイチュ(Gustav Deutsch,1952年5月19日-2019年11月2日)
オーストリアの学際的アーティスト、アートディレクター、映画監督。
ウィーン工科大学で建築を学び、学際的なアートプロジェクトを実施した。
そして、実験映画の巨匠と呼ばれた。その学際的な映像のコンテンツは、膨大なフィルムアーカイブから探し出されたフィルムの断片を繋いだ作品で知られる作家だ。それらのコンテンツは、「映画についての映画」が、持ち得る鋭い批評性の解釈もあるだろう。

・Gustav Deutsch, 1998 - Film ist movement and time

ただ、
シャーリー /リアリティーのビジョン(Shirley - Visions of Reality)は、エドワード・ホッパー(Edward Hopper)の世界を12+1(オープニング+エピローグ)のシーケンスで、ホッパーの絵画をドイチュのロジックで再現している。
その主人公がシャーリーだ。そして、エドワード・ホッパーの絵画を引用した画面構成によって撮録されている。
1931-1963年まで年度のが設定があり、それぞれのシーケンスの冒頭にはその年を代表する事象に関わる引用音源がコラージュされている。
絵画に描かれた、それぞれの時代の女性像(シャーリー)についての映画として展開されている。

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・シャーリー/リアリティーのビジョン – グスタフ・ドイチュ
Shirley ― Visions of Reality – Gustav Deutsch
(オーストリア, HD, 92min, 2013)
Shirley: Visions of Reality Official Trailer (2014) - Gustav Deutsch, Edward Hopper Movie HD

・最後に:グスタフ・ドイチュは、昨年、2019年11月2日に亡くなっている。深くご冥福をお祈りすると共に、その学際的な視点を今後も大切にしたい。

・この noteの記事(学際視点でのイメージと文化)は、今日(2020.1.24)で200回連続となりました。読者さまのおかげです。この後は、わたくしの力不足のため、連続では、内容が薄くなるような気が致しますので、今後も投稿は続けますが、徐々にと存じております。また、私事ですが、これらの記事のオリジナルのほとんどは、講義ノートから、書き出したものですが、今後のパラダイムにより、改定、加筆する必要が出ると存じます。読者さまのここからの展開も期待しております。今後ともよろしくお願い致します。


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