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女性作家ナンシー・スペロとフェミニズム女性解放思想

女性作家ナンシー・スペロとフェミニズム女性解放思想


ナンシー・スペロは

Nancy Spero

ナンシー・スペロはアメリカの画家であり、フェミニスト(女性解放思想)だった。
彼女の表現力のあふれる作品は、社会政治的、そして、文化的問題の比喩的な解釈を特徴としており、現代の空間における人種差別、暴力、性差別に直接的に取り組むことが多かった。

「私は常に、真実性を達成するために、形式と意味の緊張を表現しようとしてきました」-Nancy Spero

空間に新しいフェミニストのストーリーを展開した。

Nancy Spero • MOCA 

ナンシー・スペロは、その制作活動を通じて、定期的にスタンスを変え、そうでなければ存在しないであろう、空間に新しいフェミニストのストーリーを展開した。

ナンシー・スペロ(Nancy Spero)

Nancy Spero

ナンシー・スペロ(Nancy Spero,1926-2009/アメリカのフェミニスト・アーティスト)は、1926年にオハイオ州クリーブランドで生まれ、絵画、彫刻、インスタレーションは、モダニズム(modernism)の伝統にしっかりと根ざしている。

(註)モダニズム(modernism):19世紀後半から20世紀初頭にかけて西洋社会で起こった哲学的・芸術的運動であり、社会変革の中で不安定になった「自己」を問い直し、未知のものを説明しようする欲求が、モダニズムの原動力だった。また、モダニズムは哲学的で精神的な芸術運動で、「伝統的な芸術」や「写実主義の美学」を明確に否定し、認知した事象をアイデンティティで、その本質を追求しようとした。ただ、作者と同じ視点(極)が見えると、背景知識の云々よりも理解が容易かも知れない。-Artoday

古代エジプトの石棺や版画技法などを参照

Nancy Spero | We are Pro Choice (1992)
Nancy Spero-Paper Mirror | MoMA

古代エジプトの石棺や版画技法などを参照を利用して、現代生活への批判的な洞察を与えている。
彼女は、シカゴ美術館とパリの国立高等美術学校で絵画を学び、1950年にアーティストのレオン・ゴルブ(Leon Golub,1922-2004/アメリカのアーティスト/残虐行為や戦争の描写で著名)と結婚し、多くの共同制作も行った。
ナンシー・スペロの作品は、ニューヨーク近代美術館、ロサンゼルス現代美術館、ボストン現代美術館などのコレクションに収蔵されています。スペロは2009年10月18日に83歳でニューヨーク市で没。ただ、その視点は、現在形のアーティストにも、大きな影響を与えている。

もし女性が神話を書いたらどうなるでしょうか? |ナンシー・スペロ |ユニクロ アートスピークス

もし女性が神話を書いたらどうなるでしょうか? |ナンシー・スペロ |ユニクロ アートスピークス
MoMA 3:55min (註)設定から、日本語にできます。

レオン・ゴルブのアートワーク

ナンシー・スペロのアートワーク

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