女性作家Emily Jacir-アラブの世界をリードする現代アーティスト

エミリー・ジャシール(Emily Jacir,1970- US)：概念に基づく作品が著名な、パレスチナ系アメリカ人のトップアーティスト.
「私が成長していた時、アートは私が話すことができる唯一の場所でした」-Emily Jacir

エミリー・ジャシールのコンテンツは、概念に基づき、「アイデアや概念を表現するのに必要だと思うあらゆるメディア」を使用する。そして、エミリー・ジャーシルは、映画、写真、インスタレーション、パフォーマンス、ビデオ、絵画、ライティング、サウンド等々、様々なメディアを使って、その概念を展開している。

エミリー・ジャシールの表象は、複雑で創造的であり、また、深刻な問題へ取り組む、それは、多くの称賛を得ている。
それは、人文科学分野との学際と受け止めた、そして、エミリー・ジャシールは、多くの問題を抱えた、アラブの世界をリードする現代作家の1人だろう。

（c）Emily Jacir

1970年、ベツレヘム（パレスチナ）の家族に生まれたジャシルはサウジアラビアで育ち、イタリアの高校の後、ダラス大学(US)で学士、メンフィス大学（テネシー州 ）でMFA（芸術修士）。
1994年-、ニューヨークのホイットニー美術館やMoMAなど、グローバルに展示されている。
1999年-、ニューヨークとラマッラー(パレスチナ)に拠点としている。
2007年、Prince Claus Award（プリンスクラウス基金-オランダ）を受賞し、ヴェネツィアビエンナーレでは、「Material for a Film」で金獅子賞を受賞。
2008年、ソロモンR.グッゲンハイム財団から、ヒューゴ・ボス賞。　　　2000年-以降は、パレスチナのビルゼイト大学（Birzeit University）教授などで、パレスチナ問題の教育に関与している。そして、国際芸術アカデミーパレスチナ（アラブ世界での芸術に関わる、ほぼ、唯一の機関）のメンバーだ。

Emily Jacir

Curator's Tour: Omar Kholeif on Emily Jacir: Europa

このようなアートの文脈を、ショートスパンの教育や解説で、Emily Jacirの世界を理解すると言うのは困難だろう。
人々の生き様は、かんたんなロジックで解説出来るものではないのだ・・・

「エミリー・ジャシールの価値観を考える」に続きます。また、Emily Jacirの作品をいくつか、追ってみたい・・
どうぞ、お時間の許す折に・・

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