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写真を通して未来へつなぐもの:ナテラ・グリガラシビリ

写真を通して未来へつなぐもの:ナテラ・グリガラシビリ


「私は写真でこれらの人々の生活を描き、明日にはもう存在しないかもしれないものを保存したいのです。」

そう語るナテラ・グリガラシビリの作品は、一瞬過去の記録ではなく、未来へと伝えるメッセージだ。
ナテラ・グリガラシビリの写真は、文化の多様性や伝統の価値を問い直すきっかけを与えてくれる。
そのジョージアの山岳地帯の1つであるアジャリア地方の村落コミュニティを観察し、リサーチしてきた。そこには古い伝統と遊牧民の生活様式が今も息づいているが、困難な社会的(それは現行の地図からも理解できるだろう)、経済的状況により、この地域はますます変化している。人々は移住し、村全体が放棄され、古くからの伝統は徐々に消えつつある・・。

ジョージア遊牧民の最後の日々  
ジョージア遊牧民の最後の日々
ジョージア遊牧民の最後の日々
ジョージア遊牧民の最後の日々
ジョージア遊牧民の最後の日々
ソビエト連邦崩壊後のジョージア 

写真家のナテラ・グリガラシビリの作品はジョージアの田舎暮らしと本質を描くことに捧げられており、彼女の関心は人々の日常生活を中心に展開し、日常の中にある特別なものを見つけてそれを捉える。

明日にはもう存在しなくなるかもしれないものを保存したい


「私は写真でこれらの人々の生活を描き、人口減少とグローバル化の到来とともに消えていく伝統、明日にはもう存在しなくなるかもしれないものを保存したいのです。-Natela Grigalashvili」

ナテラ・グリガラシビリ(Natela Grigalashvili)

Natela Grigalashvili)

外務省データ(ジョージア基礎データ)

ジョージア
ジョージアとロシアの位置関係

1)ジョージアは国内に分離独立を主張し、ロシア軍が駐留するアブハジアと南オセチアを抱え、両地域には中央政府の実効支配が及んでいない。2008年8月、ロシアは両地域を「共和国」として独立承認したが、現時点でロシア以外に独立を承認したのは数か国のみ。
2)外交基本方針:ジョージアは、EU・NATO加盟を外交の優先課題としている。トルコ・アゼルバイジャンとの地域協力やGUAM内の地域協力にも積極的。
3)ロシアとは、アブハジア及び南オセチア問題、ジョージアのNATO加盟に向けた動き等を背景に緊張関係が続く中、2008年8月、ジョージア軍と南オセチア軍の軍事衝突にロシアが介入したことで、緊張は武力紛争に発展。EU等の仲介により停戦したものの、ロシアが南オセチア及びアブハジアの独立を一方的に承認するとジョージアはロシアとの外交関係を断絶した。
4)主要産業:農業、食品加工業、鉱業

-外務省データ

Natela Grigalashvili.(ნათელა გრიგალაშვილი)

(註)設定から、日本語字幕にできます。

ナテラ・グリガラシビリのアートワーク

最後に

「私は写真でこれらの人々の生活を描き、明日にはもう存在しないかもしれないものを保存したいのです。」そう語るグリガラシビリの作品は、一瞬過去の記録ではなく、未来へと伝えるメッセージだ。
ナテラ・グリガラシビリの写真は、文化の多様性や伝統の価値を問い直すきっかけを与えてくれる。

ジョージアには、今(2025.2)多くのロシア人が・・・
早く戦争は、本来の条件で終わってほしいものだ。
彼女は、この地にあって、キリスト教徒(プロテスタント)だった。

-artoday

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