スーザン・フィリップスとサウンド・インスタレーション
スーザン・フィリップスとサウンド・インスタレーション
スーザン・フィリップス(Susan Mary Philipsz OBE,1965- /アーティスト・彫刻・サウンド)
サウンド・インスタレーションのアートでの位置づけを基づいた第一人者だ。
彫刻家であったスーザン・フィリップスは、サウンドインスタレーションは著名だ。
2010年のターナー賞を受賞したスコットランドのアーティスト
それは、最初にアートとして、サウンド・インスタレーションが、ノミネートされ、最初に優勝したサウンドを使ったアーティストだ。ただ、彼女は、サウンドアーティストとは思っていないようだ。
そこには、ターナー賞(アートは視覚だった)において、サウンド作品が賞を得ることに、抗議もあったのだ。ただ、その抗議もすべての人から見れば、旧態然とした、ほんの一部だろう・・・
Susan Philipsz
その彼女の受賞作品は、グラスゴーの3つの橋の下でのインスタレーションで、彼女は、「Lowlands Away」 を歌っている。
'Lowlands' - Susan Philipsz Turner Art Prize Winner 2010
サウンドアートの定着
スーザン・フィリップスは、サウンドアート(インスタレーション)は、今は定着しているのだろう。
それは、2021年度にターナー賞にノミネートされたBlack Obsidian Sound System からも理解できる。
そのスーザン・フィリップスは、ギャラリーなどで、インスタレーションの拡声システムで再生されるアカペラバージョンの曲を歌い、自身でレコーディングしている。
スーザン・フィリップス|宇宙の音
by Susan Philipsz
略歴- Susan Philipsz
1965年、当時のビルマで生まれる。父はビルマ人だ。
家族の生活は、戦争によって引き離され、彼女は20代でイギリスに渡る。
1989-93年、ダンディーのジョーダンストーン芸術大学のダンカン(Duncan of Jordanstone College of Art & Design)で彫刻を学部で学ぶ。(BFA)
1993-94年、アルスター大学(Ulster University)で美術修士(MFA)の学位を取得した。
2000-2001年、MoMA PS1のStudio artist resident。また、「Belfast」(ベルファスト/2021年製作のアイルランド・イギリス合作のドラマ映画)のカタリストアーツのディレクター(Director of Catalyst Arts)
Susan Philipsz
近年のアートワーク
2011年、シカゴ現代美術館(Museum of Contemporary Art, Chicago)からサウンドインスタレーション「We Shall Be All」の制作を依頼された。
We Shall Be All - Museum of Contemporary Art, Chicago
2013年、ニューヨーク近代美術館-MoMAで開催された史上初の主要なサウンドアート展であるSoundings: A Contemporary Scoreに参加した。
彼女は、英国の芸術への奉仕のために、2014年の新年の叙勲で大英帝国勲章(OBE)の役員に任命された。
そして、現在ベルリンに居住して活動している。
次回は、スーザン・フィリップスのアートワークに続きます。
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