マリウポリ産科病院空爆:World Press Photo of the Year - 2023
マリウポリ産科病院空爆
2023 Photo Contest, World Press Photo of the Year
負傷した妊娠中の女性イリーナ・カリニナが・・
負傷した妊娠中の女性イリーナ・カリニナ(Iryna Kalinina)さん(32歳)が、産科病院から運ばれる、そこは、ウクライナのマリウポリでのロシアの空爆で被害を受けた病院での状況だ。
彼女の赤ちゃんは、Miron(мирон)と名付けられた(「平和」への意味にちなんで)。ただ、死産だった。そして、1時間後、イリーナさんも死亡した。- World Press Photo
(註)殉教者Miron(мирон)/その殉教とは、自らの信仰のために苦難を受け命を捧げる。
国連人権事務所によると
国連人権事務所によると、ロシアによるウクライナの都市への攻撃は、少なくとも2万1000人の民間人に広範な苦しみと死亡をもたらした。ロシア軍が2022年2月24日にウクライナに侵攻したとき、彼らはただちにアゾフ海の戦略的に重要な港マリウポリを標的とした。ロシアの砲撃は都市を破壊し、その中には、ここで写真に撮られた産科病院など多数の民間人が標的となった。
ロシアは当初、3人が死亡、約17人が負傷した病院襲撃の報道をフェイクニュースだと決めつけていた。その後、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、病院が民兵組織に占拠され、患者とスタッフが避難したと主張し、これは意図的なものだったと述べた。- World Press Photo
リサーチ:OSCE
欧州安全保障協力機構(OSCE)は、この病院は国際人道法に違反してロシアによって意図的に標的にされ、責任者は戦争犯罪を犯したと結論づけた。
PHOTOGRAPHER:Evgeniy Maloletka
エフゲニー・マロレトカ(Evgeniy Maloletka)
エフゲニー・マロレトカは、2010 年にキエフ工科大学を卒業。
ウクライナのベルジャーンスク出身の戦争写真家、ジャーナリスト、映画製作者です。2009 年にウクライナのメディアでスタッフカメラマンとして働き始め、その後フリーランサーとして活動し、AP 通信、アルジャジーラ、デア シュピーゲルなどと協力した。
2014年以来、マロレトカ氏はウクライナ戦争を取材してきた。彼はまた、ユーロマイダン革命、ベラルーシの抗議活動、ナゴルノ・カラバフ戦争、ウクライナでの新型コロナウイルス感染症のパンデミックも取材している。
AP通信
Instagram - Evgeniy Maloletka
Instagram: @evgenymaloletka
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