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アートへの私的解釈(学術)

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イメージ・コンテンツを制作する事は、視覚を通過して、人の心に問いかけることが一番のポイントだ。 人の心に問いかける事は、感性の同一性を得るということで、国境、時間という領域を超え…
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2020年9月の記事一覧

ドクメンタ(documenta)の訴え

ドクメンタ(documenta)とは ドイツ連邦共和国中央部(かつての東西ドイツ国境付近)、ヘッセ…

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視覚からの位相を考える

ここで申しあげたい事は、イメージは、再構成された視覚だ。それは、絵画・芸術のそれだし、写…

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アウトサイダーアートの世界観

・アウトサイダーアートの全体像と世界を考える アール・ブリュットから、アウトサイダー・ア…

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女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーの視点への推測

ヴィヴィアン・マイヤー(ビビアン・ドロシー・マイヤー/Vivian Dorothy Maier,1926 -2009/US)…

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家政婦は見た!それは女性写真家ヴィヴィアン・マイヤーだ。

ヴィヴィアン・マイヤー(ビビアン・ドロシー・マイヤー/Vivian Dorothy Maier,1926 -2009/US)…

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イサム・ノグチ賞とThe Noguchi Museum

イサム・ノグチ賞は、革新性と優れた国際感覚、東西文化交流への貢献など、世界的な彫刻家イサ…

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イサム・ノグチの苦難と成功:第三話 イサム・ノグチの逆境を成功へ

第三話 イサム・ノグチの逆境を成功へ 6)プロダクツデザインと庭園アート(ランド・アート)に関わる 戦後の日本で、禅の庭や伝統技術に触れたイサム・ノグチは、作品に東洋的な視点を盛り込んでいる。ニューヨークで、山口淑子(李香蘭/女優・政治家)と、1951年に結婚した。そして、鎌倉の北大路魯山人(1883-1959/画家・陶芸家・料理家等、幅広い作家)の敷地内にアトリエと住まいを構え、陶芸制作にも励んでいた。この頃に、著名なプロダクツデザインである、光の彫刻「あかり」を生み出し

イサム・ノグチの苦難と成功:第二話 イサム・ノグチの逆境と試練の道

第二話 イサム・ノグチの逆境と試練 4)日本の美の再認識 1927年、イサムはグッゲンハイム奨…

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イサム・ノグチの苦難と成功:第一話 イサム・ノグチの孤独と苦難の連続

イサム・ノグチの苦難と成功  第一話 イサム・ノグチの孤独と苦難の連続第二話 イサム・ノグ…

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オルセー美術館が入場を拒否した女性とマネの露出度

オルセー美術館が入場を拒否した女性と、そこに展示されるマネの露出度・・ オルセー美術館(P…

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(今日の身体アート)ロバート・モリスの「Waterman Switch」とマネの「オランピア」

ロバート・モリス(Robert Morris,1931-2018/US) :身体アート(身体表現)を含む、現代アー…

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ロバート・モリス-身体アートから芸術評論まで

ロバート・モリス(Robert Morris,1931-2018/US) :アメリカの身体アートを含む、現代アート…

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(今日の一枚)ミランダ・リヒテンシュタインのフローター

ミランダ・リヒテンシュタインの作品の根底に流れているものは、生への畏怖(いふ)なのかも知…

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ヨゼフ・アルバースの色彩理論を観る

ヨゼフ・アルバース(ジョゼフ・アルバース/Josef Albers, 1888–1976):美術研究・教育者、画家。 そのヨゼフ・アルバースの作品の核は、色彩だ。 そして、著書「Interaction of Color」1963年は、デザイナーにとって、不可欠であり著名だ。 バウハウスでの理論構成された、その色彩の構成について言えば、まず、ヨハネス・イッテンの色彩論は、アート・デザインの基本だ。 そして、ヨゼフ・アルバースの色彩構成は、そのイッテンの色彩論のベースから、ある