(今日の一枚)伊東深水:明石の夕陽
明石の夕陽タイトル:「明石の夕陽」
伊東深水-1916(大正5年)
「明石の夕陽」は伊東深水、初の風景画は、なんと18歳の時の作品。
兵庫県の瀬戸内海と大阪湾を結ぶ明石海峡から孤独な僧侶が見つめるシーンだ。
水と空は夕日の深いオレンジ色を反映する。
その僧侶は右の灯台と左の帆船に囲まれている、そこから、彼の孤独を非常に鋭く感じるだろう。
深水は、美人画の版画で最もよく知られているが、この大正5年のデザイン構成は、風景画の抜きでた才能を感じる。
伊東深水、風景画の原点伊東深