X(Twitter)の新規約についてChatgptに色々聞いてみた
■ここで指す新規約
2024年11月15以降の規約
https://x.com/ja/tos
■気になった点
ユーザーがX社に提供するコンテンツがどのように使用され得るか
利用規約該当箇所:
3.本サービス上のコンテンツ > ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾
■規約変更の告知方法に対する感想
以下の3点から問題ないと判断した。
①そもそも規約が自由に変更され得ることに事前に同意している
②サービス起動時に規約変更のポップアップの表示あり
③規約ページが日本語に対応しており文章自体は明瞭な表現
■Chatgptへの質問
筆者=★、Chatgpt=◎
★「再許諾の権利とは」
◎「再許諾の権利とは、権利者が第三者に許諾した権利を、さらに他の者に対して許諾する権利のことを指します。これは一般的に、知的財産権(著作権や商標権など)のライセンス契約において用いられます。
具体的には、ある権利者が特定の権利(例えば、著作物の使用権)をライセンスする際、そのライセンスを受けた者(ライセンシー)に対して、さらに第三者にその権利を再許諾する権利を付与することがあります。この再許諾の権利を持っている場合、ライセンシーは他の者に同じ権利を許諾できるようになります。再許諾の権利がない場合は、ライセンシーはその権利を他者に移すことができません。
契約書の条項で「再許諾の権利」を明確にしておくことで、ライセンスの範囲や条件が明確になります。」
★「ロイヤリティフリーのライセンスと何か教えて下さい。」
◎「ロイヤリティフリーのライセンスとは、特定の著作物(画像、音楽、フォント、ソフトウェアなど)を使用する際に、一度だけ支払いを行えば、その後追加の使用料(ロイヤリティ)を支払わずに何度でも利用できるライセンス形態のことを指します。ここでの「ロイヤリティフリー」は、「無料」を意味するものではなく、追加の継続的な料金が不要という意味です。
ロイヤリティフリーライセンスの主な特徴は以下の通りです:
一度の支払いで利用可能: 一度ライセンス料金を支払うことで、指定された範囲内で何度でもその素材を利用できます。
用途に応じた制限あり: ロイヤリティフリーでも、利用できる範囲が限定されている場合があります。たとえば、個人使用に限定されたり、商業利用が可能でも特定の業界やメディアでは使えない場合があります。
非独占的使用: ロイヤリティフリーライセンスは通常、非独占的です。つまり、同じ素材を他の人や企業もライセンスを取得して使用できます。
著作権は保持: ライセンスを受けることで素材を使用できる権利が与えられますが、著作権自体は元の権利者に残ります。
たとえば、ロイヤリティフリーの写真や音楽を購入すると、広告、Webサイト、プレゼンテーションなど様々な場面で繰り返し使用できるため、コストや管理の面で便利です。」
★「商用利用に近い表現を10個教えて下さい。」
※提供したコンテンツの商用利用が可能かを確認する意図。文字検索「商用」ではヒットせず。(Windows PC文字検索=ctrl +f )
◎「商用利用に近い表現として、以下のような言い回しが考えられます:
ビジネス利用
業務用
企業向け利用
商業目的での使用
事業用途
プロフェッショナルユース
営利目的での使用
商業活動での使用
法人向け利用
販売目的での利用
これらの表現は、商用利用の条件や用途を強調する際に使われます。」
※「商業」「営利」で文字検索するもヒットせず。
★「ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。 どういう意味ですか?」
◎「(※筆者による抜粋)「権利を留保する」: ユーザーは、自分が作成したコンテンツ(例えば、文章、画像、動画など)の著作権や所有権を引き続き持つという意味です。サービス上にコンテンツを投稿しても、そのコンテンツの権利をサービス提供者に譲渡するわけではない、ということを明示しています。」
★「著作権は所持しているが、あらゆる目的での使用権を他者に付与している場合、その他者ができないことを教えて下さい。」
◎「著作権者が他者にあらゆる目的で使用権を付与しても、以下のような行為は原則としてその使用権を付与された他者ができないことがあります。これらの権利は、特にライセンス契約に明示されていない限り、著作権者に留保されることが多いです。
1. 著作権の譲渡
使用権を持つ他者は、コンテンツの著作権そのものを第三者に譲渡することはできません。著作権の所有権は著作権者に留保されます。
2. 再許諾(サブライセンス)
他者がコンテンツの使用権を再び他の人や企業に許諾することは、契約で明示的に許可されていない限り、通常は認められません。
3. 著作物の改変・二次的著作物の作成
著作物を翻訳、編曲、加工して新しい作品(二次的著作物)を作成することは、契約で明示的に許可されていない限りできません。著作権者が二次的著作物に対する権利を持っています。
4. 著作権者の氏名表示権の無視
著作権者の名前を表示しない、または意図的に削除することは、著作権者の氏名表示権に違反する可能性があります。著作権者は自身の著作物に名前を表示させるかどうかを選ぶ権利があります。
5. 著作物の内容を著しく損なう使用
コンテンツの内容や意味合いを大きく変えるような形での利用や、著作物の品位を著しく損なう形での使用は、著作権者の同一性保持権に違反する可能性があります。これは著作権者の作品が不当に改変されないように保護する権利です。
6. 特定の契約上の制限に違反する使用
ライセンス契約には、一般的に特定の利用方法が禁止されることがあります。例えば、商業的な使用には許可されているが、政治的な使用には許可されていない場合や、特定の地域や媒体での使用に制限がかかる場合があります。このような契約上の制限に違反する利用は許されません。
これらの制限は、著作権者の許可が必要な範囲を示しており、契約で具体的に定められていない限り、他者が勝手に行うことはできないことが多いです。」
★「あらゆる目的で、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、アップロード、ダウンロード、および配信するための、世界的、非独占的、ロイヤリティフリーのライセンス(再許諾の権利を含む)を当社に付与するものとします。
上記が規約に記載されており、それを著作権者が同意した場合はどうなりますか?」
◎「上記のような規定に著作権者が同意した場合、著作権者はそのコンテンツに関して非常に広範な使用権を「当社」に対して付与することになります。具体的にどのような影響があるかを説明します。
同意した場合の主な影響:
世界的、非独占的な使用権
世界中で利用可能: そのコンテンツを世界中どこでも利用できる権利を「当社」に付与することになります。
非独占的: 著作権者自身も引き続きコンテンツを利用できるし、他の企業や個人にも同じようにライセンスを提供することが可能です。「当社」だけが使用できるわけではありません。
ロイヤリティフリー
「当社」はそのコンテンツを使用するたびに、著作権者に対して追加の使用料(ロイヤリティ)を支払う必要がありません。一度の許諾で、継続して無償で使用することが可能です。
広範な権利の付与
「当社」はコンテンツを使用、コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、アップロード、ダウンロード、および配信する権利を持ちます。これにより、「当社」はそのコンテンツを自由に改変したり、他のメディアやフォーマットで利用したりすることが可能です。
適応、変更: コンテンツを編集・加工して別の形式で使うことや、別のコンテンツと組み合わせることが許されます。
再許諾の権利
「当社」は、他の第三者にも同じ権利を再許諾(サブライセンス)できるため、当社以外の企業や個人がそのコンテンツを利用することも可能になります。たとえば、「当社」がパートナー企業や関連サービス提供者にそのコンテンツを使用させる場合があります。
著作権は著作権者に留保されるが…
このライセンスはコンテンツの使用権に関するもので、著作権自体の譲渡ではありません。著作権者は依然として著作権を保持します。しかし、付与された権利範囲が非常に広いため、「当社」は著作物を著作権者の承諾なしに様々な形で使用できることになります。
結論:
著作権者がこの規約に同意すると、「当社」はそのコンテンツを自由に使い、さらに他の第三者に使用権を付与することができるようになります。これにより、著作権者は著作物の制御をある程度手放すことになるため、同意する前に、特に「再許諾の権利」や「適応・変更」などの項目に注意する必要があります。」
■結論
権利関係を扱う人に取ってはXを使用できる用途が狭まってしまう改定に感じました。
他のSNSの利用規約は調査していないのでXの規約が他社サービスと比べて制約が多いのか少ないのかはわかりませんが、もう少し説明がほしいと個人的に思いました。
Xのタイムライン上の投稿でAI学習に関する注意喚起の投稿が散見されましたが、個人的にはユーザーからX社に必要以上に権利を提供することにならないかが気になりました。
■注意点
本記事は情報の正誤を保証するものではございません。内容の精査はご自身でお願いいたします。
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