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子どもから教わった勉強法で変化した私の学び方
今年の夏あたりから、以前から興味があった簿記の勉強を本格的に始めました。
実は、簿記の勉強は10年ほど前にも一度挑戦したことがあるんです。家計簿をつけることが趣味だったし、簡単に取れるんじゃない?って軽い感じで始めました。それがいざやってみると思ったよりも難しい言葉がたくさん出てきたり、計算が複雑だったのでその時は挫折してしまったんです。
今回、再挑戦しようと思ったきっかけがありました。それは、なんと私の子供が簿記の試験を受けて見事に合格したことなんです!『え~、そんな簡単に合格しちゃうの!?』って驚きました。それなら、どうやって勉強したのか方法を教わって、今回再び簿記の勉強をしてみようとやる気になりました。
子供から聞いた勉強方法は、実はとてもシンプルでした。一冊の問題集や参考書を買って、それをただひたすら繰り返し解いていく、というもの。正直、私は今までそんな方法を取ったことがなかったんです。繰り返し解くなんて、ちょっと退屈そうだし面倒だし苦手だな~って思っていました。でも、子供がそれで合格したという事実を知って、『こんなシンプルな方法で合格できるんだ!』と驚き、苦手だけどちょっとやってみようと思いました。
実際にその方法を試してみて、繰り返し解くって最初はかなり面倒だなと思っていたのですが、意外にも面白いことがわかりました。最初からきっちり覚えようとしなくていいんだそうです。ただひたすらに問題を解いていくのがコツだと教わり、私はその通りにやってみました。すると、3回目か4回目あたりで気づいたんです。『あれ、結構覚えてる!?』って。驚いたのは、無理に覚えようとしなくても、繰り返すことで少しずつ記憶に刻まれていく感覚が感じられたこと。こんなシンプルな方法で本当に覚えられるんだって、感動しました。時間が経っても覚えている感覚って初めてで、色々な情報が自分の脳に蓄積されていくのがとても楽しいです。
今までの私の勉強法は、どちらかというと詰め込んで覚えるタイプで、試験前の直前詰め込み暗記が主流でした。これって短期記憶らしいんです。短期記憶だとすぐに忘れてしまって記憶に刻まれないって我が子に教えてもらいました。例えると、1回に長い時間会った人よりも、数分でも何回も会った人の方が長く覚えてるって言うんです。確かにそうかもしれないと思いました。私の子は数回繰り返して覚えたらしいけど、私はそのやり方に慣れてないので10回以上はやってみようかなと思っています。
実は、まだ簿記の試験を受けるかどうかは決めていません。本来なら、目標を決めた上で何度も繰り返しの勉強をするとモチベーションが保たれるらしいのですが、私の目的は資格を取ることよりも、今回は財務諸表が読めるようになることでした。その点では、少しずつですが理解が進んでいるかな?と感じています。何よりも、勉強ってやる気になれば何歳からでも始められるんだということを実感できて、それが一番の収穫だったのかもしれないと思っています。
今後のステップとしては、まだ財務諸表の内容が簡単なものしかわからないので、簿記2級の問題集を買ってさらに学んでみようかなと思っています。ただ、まだ3級の勉強も続けているので、まずは資格が取れるところまでしっかり覚えたいと思っています。最初は難しそうに感じたけれど、繰り返し解くことで少しずつ理解が深まってきたので、これからも勉強を続けていきたいと思っています。