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外付けハードディスクが急に壊れたので、データ復旧ソフトを使ってみた時の話(for Mac)
* 最初にお断りしておきます。
外付けのハードディスクにデータ復旧ソフトを使いましたが、
私の場合は、ハードディスクが物理的に壊れていたようで、
全く復旧ソフトが使えませんでした。
物理的に壊れてなかったら、使えてたのかもしれません。
ハードディスクは電力をパソコンから得るタイプで、薄型のSSDでした。
(2年前に新品で購入)
ということで、データ復旧ソフトを使ったのは、
一度フォーマットしてしていた古いMacBookにです。
* 古いMacBookは壊れていません。
という前提でお読みください。ややこしくてすみません。
外付けのハードディスクが壊れた
MacBookProに外付けのSSDのハードディスクをつけてデータを保存していました。MacBook本体にはなるべくデータを保存しないようにして、
古いデータは全部、外付けSSDの中に入れていました。
そのSSDが突然壊れてしまったんです。しかも冒頭に書いた通り2年で。
そのSSDハードディスクを売っている業者さん自体にお願いして
データを復旧してもらうことも考えました。
でも物理的に壊れていると、思ったよりも修理金額が嵩みそうな感じでした。
2年で壊れるってなんだろうって、ハードディスクを売っている会社にも
ちょっと不信感持ってしまって、どうしようかなと思っていました。
SSDの症状を色々調べたら、私の場合はどうにも物理的に壊れている感じでした。とすると、復旧するのに10万円以上はかかってしまいます。
もう諦めようかと思った時に、古いMacBookのことを思い出しました。
今使っている新しいMacBookはまだ購入して2年ぐらいです。
その前に使っていた古いMacBookにいろんなデータが残ってるかもしれない!と思ったんです。フォーマットしちゃったMacBookだったけど
ちょっと希望が見えました。
使ったデータ復旧ソフト
「データ復旧ソフト」と「Mac」で検索すると「Recoverit」というソフトと
「4DDiG」というソフトが出てきます。あと他色々あるけど、
Windows用がほとんどのような気がしました。
その二つを無料で試せるというので両方古いMacBookにダウンロードしてみました。
もう捨てようかなと思っていた古いMacBookだったので、何も躊躇なくダウンロードしました。別に壊れてもいいやって感じです。
4DDiGを使ってみた感想
実は色々な記事を見て「4DDiG」の方に期待を持っていたので、そちらを先に試してみることにしました。
スキャンはすぐに開始できました。操作は簡単な感じです。
でも無料スキャンの範囲では、失ったファイルは1つも出てきませんでした。
見つかったファイルは、ゴミ箱を削除した分のデータ複数分だったり、他はシステムファイルっぽいファイルばかりで、自分が作成したデータは1つもありませんでした。期待していた分、少しがっかりしました。
Recoveritはどうだったかというと・・・
次に「Recoverit」を使ってみることにしました。
使った人のコメントではあまり見つからないとか、見つかっても復元できなかったとか、色々期待外れなことが多かったので、ダメもとで試すことにしました。
こちらもスキャンはすぐに開始できました。
無料スキャンをしてみると、見覚えのあるファイルが次々と出てきました。
「4DDiG」では何も出てこなかった分、びっくりして大喜びです。
無料スキャンについて
古いMacBookは10年間ぐらい使っていたものです。
データは膨大にあったと思います。
「4DDiG」「Recoverit」共にスキャンの時間は思ったほどかかりませんでした。(1時間もかかってないかもしれないです)
ただ、私は動画の保存がなくて、ほぼ写真データとIllustratorのaiデータだけだったので、スキャンが早かったのかもしれません。
スキャンする時は、ファイルの種類を絞ってスキャンしました。
画像とかテキストとかスキャンするファイルを選べたような気がします。
そういった選別をせずに全体的にスキャンしたら、もう少し時間がかかっていたかもしれません。今度、暇ができてパソコンがまだ動いていたら全体的なスキャンもやってみようかなと思っています。
もっと色々見つかったりして。(だったらいいな~)
見つかったファイルの復元について
無料スキャンで色々見つけてくれるけど、復元は有料でした。
*「Recoverit」の方の話です。
「4DDiG」は見つかりもしなかったので、有料は全く考えませんでした。
「recoverit」をおそらく購入した人のコメントで、「有料でお金払っても、ほとんど復元できなかった」という人もいたので少し迷いました。
私は、結構な数のファイルが見つかっていたので諦められませんでした。
なので、もうやるならダメ元でも徹底的にやろうと思いました。
「Recoverit」の購入について
「Recoverit」は買い切りでは3種類ぐらい料金体系があって、
Recoverit - データ復元 for Mac (Japanese) ¥5660
Recoverit - 起動ディスク作成 for Mac (Japanese) ¥11320
Recoverit - 高度復元 for Mac (Japanese) ¥16980
他にはサブスクもあったと思います。(ちょっと曖昧です)
Amazonで検索したらCDソフトのような形でも販売していました。
私はダメ元だけど、やるなら徹底的にやりたかったので、一番高い金額設定の買い切りで購入することにしました。AmazonでCDソフトとして買うのも安心でいいかなと思ったけど、何回もパソコンをスキャンするのも良くないと書かれていました。今回見つかったものが消えてしまうとか、ほんのり脅かすようなことを無料スキャン後に知らせてきていたので、直接販売会社からダウンロードする形で購入することにしました。
Recoverit - 高度復元 for Mac (Japanese)で16980円です。
購入時はよく知らないサイトからクレジットカードでの購入はかなり不安でした。どうしようかなと迷っていたら、amazonペイが使えることがわかったのでamazonペイで購入しました。
どんな支払い方法にせよ購入したら領収書も発行してくれます。
その点は安心感があります。
ディープスキャンをしてみました
「Recoverit」購入後Wondershareでアカウント登録をしてその日のうちにディープスキャンをしました。失ったデータがさらに大量に見つかりました。
スキャンで見つかったデータは元の名前が一切ついていません。
ファイルの種類ごとにフォルダ分けされていて、(jpgとかpngとかaiとか・・・)サムネイル表示されているものを一つずつ確認していく感じです。私の探しているデータは.aiとjpgなのでそちらを色々探して拾い出しました。
私が一番戻って欲しかった、aiファイルはそれほど残ってませんでした。
元のデータがどれぐらいあったかは覚えてないけど、見つかったのは3,000~4,000ファイルでした。数にしたら多いけどファイルを一つずつみていくと、かなりの数が重複していたので、実際はもっと少ないです。
重複するんじゃなくて、違うファイルだったらいいのにな〜と思いました。
他にはせっかく見つかっても復元できないファイルがありました。
jpgはたくさん見つかって、40,000~50,000ぐらいありました。
ただこちらも重複するファイルがたくさんあって、選別の方が大変でした。
最初は気づかなかったけど、カメラの機種やiPhoneとかiPadごとに名前は分けられてました。そこだけはちょっと探しやすくてよかったです。
「Recoverit」データ復元率は?
データがたくさん見つかったので、失ったデータが7、8割ぐらいは戻ってきたんじゃないかって錯覚しました。
実際きちんと調べると、3、4割ぐらいしかありませんでした。
私が記憶にないデータも消えてなくなってるかもしれないので、もう少し少ないと思います。
日付が古いデータほど無くなっていて、新しいほど多めに残っている印象でした。なので私が使った場合のデータ復元率はちょっと多めで4割
ということにしておきます。
データを失って気づいたことと思ったこと
パソコンって中身どういうシステムなんだろうって、ちょっと思いましたよ。ゴミ箱に捨てても実際消えてるように見せてるだけなんだな~とか
フォーマットって一体なんだろう?って。
フォーマットしたらてっきり綺麗に何も無くなってるかと思ってたのに、こうやってソフト使うと出てくるってどういうことなんだろう。とにかく不思議。
それにしてもパソコンってフォーマットしただけじゃ、
データって消えてないんだな~とほんのり怖くなりました。
ただそのおかげでちょっとデータが戻ってきたので、助かったことには変わりないんだけど。パソコンを捨てるときは、もっと慎重になろうとは思いました。
データ復旧ソフトを使って思ったこと
ということで、データ復旧ソフトを使うとデータは全部じゃないけど、
いくつか戻ってくることはあります。
私の場合は3、4割でした。・・・いや本当はもっと少ないかもしれません。少しでも戻ってきただけよかったと思っています。
業者さんに依頼した場合はソフトの3~10倍、
物理的な故障だと20倍ぐらい料金がかかります。(自分調べ)
データを見つける際の業者さんのセキュリティーがどうなってるかは全くわからないし、玉石混交で探して選ぶのも大変だと思うので、私は試したソフトで少し見つかっただけでもよかったかな〜と思っています。
データを失ったことに関する今回の反省点
私、以前のHDDの外付けハードディスクの時は、ちゃんとタイムマシーンを使っていたのに、新しく購入したSSDの外付けハードディスクからMacBookでタイムマシーンを使うのをやめてました。
というのも、
SSDハードディスクに10〜20年間の古いデータをたくさん入れて、パソコン側は動きを良くするために軽くしようとしていたんです。それが、今回の最大の失敗だったと思っています。
外付けハードディスクと、パソコンは連携させた方が良さそうです。
それに、MacBookはそうそう簡単に壊れないし、動き悪くなってきたその時に、考えた方がいいのかもしれません。
他には、アナログだけどDVDに保存してデータを残そうと思っています。
20年前のCDがいまだにちゃんとデータとして見れるんです。
外付けのハードディスクよりもデータ保存に関しては優れているんじゃないかと私は思っています。
ただ、時々見れなくなってるCDがあったりするので、DVDにしとこうかなって思いました。保存できるデータがCDよりは大容量なので。
20年以上もパソコン使ってるとデータの管理が本当に大変です。
あまり使わないデータはもういいやと思ってどんどん削除して捨ててたけど、急にハードディスクが壊れたり、パソコンももしかすると急に壊れたりすることもある考えて、もう少しデータを管理していこうと思いました。
急にデータがなくなると、私の場合は精神的に立ち直るのに時間がかかるので、安心できるようにしておいた方がいいんだなと思いました(笑)
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