『プレイランド』雑記
先日公開した新曲『プレイランド』、自分の作品としては異例なほどリアクションをいただき、とてもうれしく思っています。
ありがとうございます。
このツイートでも触れているとおり、そのうちセルフライナーノーツを書きたいと思っています。
『プレイランド』は普段の自分の曲とは異なり、なかなか不思議な道程を辿って完成した作品なので、曲の「解説」ではなく「経緯」みたいなものを、記録としても残しておきたい。
ただそれには少し時間がかかりそうなので、いまは取り急ぎ、公開日に書いた雑文を以下に残しておこうと思います。
今から1年前、2021年3月、あそviva!劇場のあまるさんから「あそviモーメント」という演目(七間町ハプニング)に付ける音楽の制作を依頼された。
13分半の演目に音楽を、しかもそれを1週間で作曲するのは、控え目にいって苦行でしかなかったが、それまでの一年間、即席映像制作「シネマdeVIVA!エクスプレス」や自主制作映画「ぼくたちは、夢中になりたい。」などの共同作業を通して彼らとの関係性と反射神経が培われていたゆえ、必ずしも無理難題とは思わず、というか「いつものこと」と思い、ひたすらに手を動かし、曲はイベントまでにすべりこむようにしてなんとか完成した。
13分半のラストを飾るのが、今日リリースする『プレイランド』の原型となる曲だった。冒頭から11分はインストだが、自分が絡むからにはなんとしてでも歌モノを、とねじこんだ作品だ。
当時はその場限りの作品となるはずだったが、嵐が去って落ち着いて聴いてみると存外気に入り、当時はワンコーラスしかなく、題名もなかったその曲をふくらませ、あれから1年ちょっと経ったいま、ようやく皆さんに聴いてもらえるカタチにすることが出来ました。
ミュージックビデオ(MV)の撮影・編集は、他でもないあそviva!劇場のあまるさん、撮影補助とジャケットのイラストは同じくあそviva!劇場のひっきぃさん、出演は件の七間町ハプニングの際、この曲に合わせて即興で素晴らしいダンスを披露してくれた秋山実優さん各氏にお願いしました。
この曲にとって最強の布陣といって過言でないメンバーとMVが作れたことは、本当にこの上なくうれしく思うし、当初の想像を遙かに超える作品が出来上がったと自負しています。
雑文は以上です。
なお、MV監督のあまるさんが、今回の制作について書いてくれた記事がこちらです。
思い入れが強いからといって、作品本体以外のところで盛り上がりすぎるのもあまり性分ではないから、最低限、最低限…と自分に言い聞かせつつ追加コンテンツを用意していこうと思います…。
もしよかったら、引き続きこの作品にお付き合いいたければと思います。
よろしくお願いします。