大学改組について

私は今年度いっぱいで退職するのでほとんど関わっていないが、現所属機関は現在進行中で改組を進めている。
公募に応募を進めていく中で、大学ごとに特徴があり、様々な変更や取り組みがあったので、覚書としてまとめる。

クォータ制

短期間で集中的に学び、知識や技術の定着をはかるようです。
また、長い夏期休暇をとり、海外留学やボランティア活動などに時間を充て
てもらうことが目的の大学が多いようです。

  • 週に2回程度同じ授業を受ける

  • 同じ内容の講義と実習を組み合わせる

  • 基礎から応用へと期ごとに連結させる

など、この制度を工夫してる大学が多く、他大学の改組やカリキュラムの紹介を見て感心しますし、非常に勉強になります。
以下のようにまとめてくれているページもあります。

105分13回授業の導入

多くの大学は1コマ90分授業で15週載セメスター制であろうが、これを105分(100分などもある)13週に変更する大学が増えている。
現所属先もこのような変更を予定している。

13週にすることで長期休みを増やし、海外留学やボランティア活動などに時間を充ててもらうことを目的としている大学が多く、その点ではクォータ制と同じメリットがある。

ただし、どちらかというとネガティブな印象が多く、

  1. 集中力を持続させることの難しさ

  2. 15週で組んでいた授業を13回に変更する難しさ

  3. 開始時間、終了時間など時間割の再調整が必要

など課題は多い気がする。

コース制の導入

コース制の導入を進めている大学がちらほらみられる。
制度の導入そのものが良い効果をもたらしているというよりは、

  • どのような学びがあり、どのような知識・技術を習得できるか理解しやすい

  • カリキュラムマップ・カリキュラムツリーが良くできている

  • それらが良い広報になっている

というのが魅力的だと思う理由である。

ディプロマポリシーとの紐づけが明確なカリキュラムマップ・カリキュラムツリーが用意されていると、大学の方針が明確で見通しの明るい組織なのでは!?、と個人的には思っている。

まとめ

様々な改組が行われており、魅力的に見える仕組みなどはぜひともお手本にしたいものである。改組に失敗してしまうと悲惨な結果が待っているに違いないので、大学生き残りのため時間をかけてでも良い改組を進めてもらいたいと思う。

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