10/23(水)米国市場引け後マーケットサマリー 経済指標:中古住宅販売戸数(9月)予想3.88M、結果3.84M⤵(前回3.88M)米9月中古住宅販売件数は予想外に減少、14年ぶり低水準、ドル買い後退 全米不動産業者協会(NAR)が発表した9月中古住宅販売件数は前月比-1%の384万戸となった。 8月388万戸から予想外に減少し2010年10月来で最低となったようです。低調な結果を受けて米国債相場は下げ止まり、10年債利回りは4.24%で上昇が一段落しました。原油在庫量 予想0.80M、結果5.474M

画像1 10/23(水)米国市場引け後 株式市場:市場はトランプさんの勝利を半分以上織り込んでおり(関税と減税の影響でインフレが加速すると見ている)10年債金利は連日上昇と続け、株式は半導体、Tech企業中心にValuetionの見直しが進んで大きく売られました。公益や不動産は高金利下では比較的強いのでセクター全体でプラスとなりました。
画像2 10/23(水)米国市場引け後 指数:NYダウ 42514.95(前日比-0.96%⤵)SP500 5797.6(前日比-0.92%⤵)NASDAQ100 20068.63(前日比-1.55%⤵)NASDAQ総合 18277.41(前日比-1.59%⤵)Russell2000 2209.55(前日比-0.98%⤵)と4指数1%前後の強い売りでした。SP500 VIXは19.21と前日比+5.55%の上昇、債券MOVE指数は129.26と相変わらず年初来高ptで推移しており特に10年債利回りには注意です。
画像3 10/23(水)米国市場引け後 指数先物:SP500 VIX Future 19.28(前日比+5.45%と20に近づいてきました)ドルインデックス 104.37と中古住宅販売戸数が大きく減少したにもかかわらず104pt台で推移、前日比+0.29% 原油WTI 71.06(前日比-0.95%⤵)金/ドル 2716.24(前日比-1.19%)BTC/USD 66387.1、ETH/USD 2511.01と仮想通貨は軟調な動きです。
画像4 10/23(水)債券利回り:中古住宅販売戸数の軟調を受けても米10年債利回りは下落せず、前日比+4.5bp上昇の4.253を付け3日連続で売られました。(価格は下落)株式市場のTech企業にとってこの金利高はマイナス要因で本日は大きく売られる形となりました。トランプさんが関税関税と言えばいう程インフレ兆候は強まり、金利は上昇傾向になるのでしばらくは軟調な相場が続くかもしれません。
画像5 10/23(水)Fear and Greed Indexは前日から7ptも下がった63でGreed。VIX指数も19台に上昇してきましたので金利がこのまま下がらなければ一気にセンチメントは悪化する方向に行ってしまう可能性があります。今日の弱い経済指標でもドル高、金利高の状態でしたのでしばらくこの状態が続いてしまうかもしれません。
画像6 10/23(水)債券市場利下げ織り込み:11月のFOMC時25bp利下げはConsensusのままですが、12月以降の利下げ織り込みが大きく後退しております。トランプさんが関税関税と叫ぶほど金利上昇は止まらなくなる恐れがありますので、ちょっと皮肉な展開になってきました。

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