11/25(月)マーケットサマリー 経済指標:トランプ政権の閣僚人事(財務長官、FDA長官)で相場が大きく動いております。イスラエルとヒズボラの停戦期待が高まる背景に原油価格は大きく下落、エネルギー関連株は大きく値を下げました。トランプ次期大統領は財務長官としてスコット・ベッセント氏を指名した様で、債券が大きく買われ10年債利回りは急低下。さらに2年債の入札が好調だった事もあり追うように金利が下がりました。株式市場ではこの利下げを好感したダウやRussellが上昇しております。 7 Ken 2024年11月26日 06:51 11/25(月)株式市場:イスラエルとヒズボラの停戦期待が高まっている事からエネルギーセクターは全般的に売られ-1.6%と大きく下落しました。半導体関連ではNvidiaのみが-3.6%と大きな調整を受けております、原子力関連はNNEの新株発行やワラント発行による希薄化の影響の連れ安や利益確定売りに押され大きく下落。Russell2000は金利が大きくさがった関係やベッセント氏が財務長官候補に選ばれた事もあり、史上最高値を更新しました。 11/25(月)株式市場 指数:NYダウ 44736.57(前日比+0.99%)SP500 5987.37(前日比+0.30%)NASDAQ100 20804.51(前日比+0.14%)NASDAQ総合 19054.89(前日比+0.27%)Russell2000 2439.20(前日比+1.35%)と4指数ともに上昇しRussellは場中に史上最高値を更新しました。Tech系が多いNASDAQよりもダウやRussellに資金が集まっているのが現在の市場センチメントの表れだと思います。 11/25(月)指数先物:VIX指数は落ち着いております。ドルインデックスはBessent氏の指名もあり金利の下落とともに下落、107を割り込んで106.87(前日比-0.63%)となっております。原油はイスラエルとヒズボラの停戦期待から大きく下落、69.08と前日から3%程下落しました。BTC/USDやSOL/USDは調整中で下落、ETH/USDは逆に4%の上昇を見せております。金/ドルも大きく下落、2626.91と3%以上値を下げております。 11/25(月)債券利回り:財務長官にBessent氏が指名され共和党の政策を後押しする期待から債券市場は大きく買われ、10年債利回りは3%以上(約14bp)も下落しました(価格は上昇)2年債の入札も好調で金利下落にさらに拍車を掛けた形になりました。しかしここまで下げてしまうと逆イールドに近づいてしまっており、明日のPCE指数によって10年債利回りは再び上昇を見せるかもしれません。 11/25(月)Fear and Greed Indexは先週末と変わらず61でGreed。債券が大きく買われる現在の状況で株式は大型テック系よりも小型株やダウ系銘柄に資金がシフトしている感じです。これから年末ラリーが始まるのか不明ですが、引き続き経済指標をチェックしていきたいと思います。 11/25(月)債券市場利下げ織り込み:12月の利下げ織り込みは若干利下げ観測が進んだ形で5月以降の利下げが少し進んだようです。明日のPCE指は12月FOMC前最後のPCEなので、FEDはここに注目しているはずです。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #金融 #トランプ #投資初心者 #経済指標 7