11/27(水)マーケットサマリー 経済指標:新規失業保険申請件数 予想215K、結果213K⤵、10月耐久財受注(前月比)予想-0.8%、結果+0.2%⤴、10月コア耐久財受注(前月比)予想0.2%、結果0.1%⤵。10月個人消費価格支出(前月比)予想0.2%、結果0.2%、(前年比)予想2.3%、結果2.3%、10月個人消費支出コア(前月比)予想0.3%、結果0.3%(前年比)予想2.8%、結果2.8%だが前月の+2.7%から加速、ディスインフレ進展停滞のあらたな証拠となった

画像1 11/27(水)株式市場:株式市場は引き続き調整局面、PCE指標の対前年比での伸びが加速(速報値から上方修正)ディスインフレ停滞観測から利下げ見送り懸念、Technology関連が大きく売られる形になりました。個別では決算内容への不満からDELL、HPQが共に11%程の下落、CRWDは5%弱売られる形になりました。債券市場への資金シフトが起こっている調整局面を迎えており、株式市場は難しい相場環境に入ったかもしれません。
画像2 11/27(水)株式市場 指数:NYダウ 44722.06(前日比-0.31%)SP500 5998.8(前日比-0.38%)NASDAQ100 20746.20(前日比-0.84%)NASDAQ総合 19061.78(前日比-0.59%)Russell2000 2423.54(前日比-0.03%)とRussellが幾分マシでしたが4指数共に下落、反対に債券が買われる展開となりました。FEDが12月に利下げをする観測を変更するようなインフレ局面に無いとの市場反応と思われ、12月利下げ期待は上昇しました。
画像3 11/27(水)指数先物:SP500 VIX指数Futureは15.18と安定状態にあります。ドルインデックスは金利の下落から大きく売られる形となり、106台も切ろうとしております。原油はイスラエルの停戦発表もあり68.77と低位安定、BTC/USDは再び上昇し始め96320ドルと前日比5.75%の上昇を見せました。金/ドルは微増のonz/2636.64ドルで推移、天然ガスは大きく下落し前日比-7.87%で推移しております。
画像4 11/27(水)債券利回り:株式市場から債券市場に資金が流れている側面があると思われます。年率GDP2.8%の強い経済成長予測は市場にFEDが緩和的な措置を取りやすいとの観測や、来年のトランプ政権での政策不透明感から債券投資家の買いを誘発する形になったと思われます。2年債と10年債利回り差はわずか2.9bpまで縮まっておりますが4.2%台でもありますので、政策金利の引き下げ方向に向いていると思われます。
画像5 11/27(水)Fear and Greed Indexは前日とほぼ変わらずの64でGreedです。景気後退の懸念を示唆するような指標も見られず、12月FOMC時の利下げ観測も進みましたので来週の12月相場からは株式市場に資金が入って来る可能性も見えてきそうです。年末の大相場に期待したいところですね。
画像6 11/27(水)債券市場利下げ織り込み:本日のPCE指標、耐久財受注、失業保険申請件数などを見てFEDの12月利下げ期待が若干進んだ形になりました。来年以降も若干の変化が見られましたが大きな変化はありません。明日はThanks Givingdayの為市場はお休み、29日も市場は13:00閉場という半日で閉まります。来週から12月相場に入りますので、年末大相場に期待したいと思います。

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