HDRって何?
HDR(ハイダイナミックレンジ合成:high dynamic range imaging)
あまり意識してませんでしたが、調べてみて「あ〜。あれがHDRね。」と思い当たるコトが多々あり。さらに調べてみるとボクの持っているデジタル一眼カメラにもHDR向けの機能が実装されているようです。カメラも多機能になりましたが、普段は必要最低限の機能しか使わないですから気がつかなかったようです。HDRに関しては超初心者のボクがHDRについて少し書いてみたいと思います。
さて、HDRって何でしょう?
そもそも写真には撮影できる明るさの幅があります。その幅の許容範囲内で露出を決めなくてはなりません。撮影時にはボケ味豊かな写真を撮りたいのか、シャープな写真にしたいのか…あるいは動きの速い被写体なのか…そんな様々な条件を加味して露出を決めることになります。その時に受容出来る光の幅のことをダイナミックレンジと呼んでいるようです。これは即ち再現出来る明るさの幅と言うことになるでしょう。HDRはハイダイナミックレンジなので幅が広いって言う解釈なのかな?と想像します。
これはマニュアルカメラ時代からあって、フィルムでは露出の幅をラチチュードと呼んでいました。ボクは好んでポジフィルムを使っていましたが、そのフィルムはISO50の低感度フィルムでした。ポジフィルムはラチチュードが狭く白飛びしたり黒く潰れたりしやすいするので非常に厳しい露出制御を求められるのです。そのため失敗が多くなる代わりにラチチュードの広いネガフィルムよりも写真の勉強になると言われていました。
普段気がつかないことですが、写真は肉眼で観るより融通が利かないですね。太陽光でも蛍光灯でも白熱灯でも意識せずにいられる肉眼に比べれば、カメラは設定するなどして状況を教える必要があります。
露出を合わせるって言うのは、その明るさの幅に照準を合わせることでもあります。ところが、コントラストが高い場合…つまり明暗の差がはっきりしている時にはその明るさの幅の両端に照準を合わせる事は難しいことが解ります。そこでHDRは明るい露出と暗い露出をそれぞれ別に撮影して合成してしまおう…という感じなんだと思います…たぶん。
これは現場で脳内に再現される風景を写真に再現しようと言う試みだと解釈しました。それが出来れば、よりストレートに感動が伝わるような気がします。
具体的にはシャッターを切る時に自動制御で露出を変えた写真を複数撮影して、後でいいとこ取りで合成するという手順のようです。調べていたら有名どころのソフトにも合成する機能があったりするんですね。HDR合成ソフトには合成の際のいいとこ取りの機能とズレを補正する機能が必要になるようです。
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【更新:2014.07.16】
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