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【アイアム・サム】遊んでくれる親が本当の親
知的障害者の父(サム)と
彼から周囲が引き離そうとする娘(ルーシー)との
深い愛情 信頼が
細やかなタッチで描かれている。
初めにこの映画を知ったのは
衛星放送のスポットで
ビートルズの
マザー・ネイチャー・サンが起用された
貴重な映画・・どんなだろう
くらいの印象だった。
その後 スタバで
サントラのCDを売っていた。
全編ビートルズナンバーのアレンジ!
前述曲を初め
比較的マイナーな(私が個人的に好きな)
ナンバーが多い
アコースティックな
心に染みてくる感じだった。
それだけで この映画に対する興味は
増大した。
スタバに置いてある解説を見ると
主演が ショーン・ペン・・
そうか、この前のアカデミー主演男優に
彼がノミネートされたのは
この映画 I am Sam だったのか。
でも私は彼が大嫌いだった・・なぜ?
マドンナとの離婚の原因となったこと
マドンナと寝室で愛し合っているのを
友人に録画させ 売るのに手を貸そうとした
そういうことが出来る男・・
そのイメージが根強く 嫌いだった。
映画の興味はあったが 彼がブレーキとなった
でも CDは 本当に素晴らしい構成だ
先日 スパイダーマンの上映前の予告で
I am Sam が流れた
ショーン・ペンの演技
白熱の まさに自分の裸を映させる演技
私の中の血が逆流する思いだった。
昨夜 本編を見て・・・・
この映画を製作した人たちと
ショーンを初めキャストが一丸となった
その思い入れの温かい風呂に
ゆっくりと心地よく浸かっていた。
愛娘ルーシー
LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS
からきているのだが
劇中で言う台詞が素敵だ。
『バカな評論家が ”これは L S Dを歌った曲”と非難したが
子供の描いた絵から生まれた曲だ。
ヨーコによって変わってしまったのではなく
変わりたかったのだ』
周囲の 少ない情報で出そうとする
浅はかで
早急な貧困に満ちた結論
当事者の 本当のことは
本当に 周囲がきめるものではなく
そこに真実はないのだ と思う。
映画も そのことを
語りたかったのではないか。
2006/10/13記述メモより
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