『灯台躑躅(どうだんつつじ)舞う』【いちまいの絵】11月
一年前花巻で、今まで見た中で一番鮮やかなドウダンツツジを見た。燃え盛るような菱形の赤だけでなく、炎の流れや動きに見惚れた。まるで命を燃やす舞のようだと・・・。
この時期に、私は母を失った。一年経った今でも、時計が動いていない気がする。それ故この炎は、よけいに心に深く突き刺さっていた。押し込めていた疲れが祟ったか、200超えの高血圧となりふらついたり、めまいがしたりした昨今だったが、ようやく降圧薬と有酸素運動に慣れてきた。
ドウダンは灯台とも満天星とも書く。
心のネガを排出し灯(火)を燈して、
自分の言葉と存在を大声で明確にしよう。
つまり、絵を描き続け、発表し続け、自分の何たるかを知らしめること。生きて、生抜いて、燃え尽きて前に進もう。
あと2年で前期高齢者の仲間入り・・健康にも注意してだが。
当初、バックを黒で覆い、炎を浮かび上がらせようと思ったが、ネガの炎と混同するので止めた。
描き出しから、9か月くらいかかった。
紙に交響(多種)水彩 四つ切りサイズ
本家ホームページ http://www7b.biglobe.ne.jp/~artkomoto/1mai/1mai.html
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独学の画家 香本博(コウモトヒロシ)です。北海道から沖縄まで約130回の個展を開催してきました。より多くの方に見て知っていただけるよう、絵本出版なども考えています。応援よろしくお願いします。