今日のアート
ハンガってなに?
絵の具先生、今日の造形は何をやるの?造形をやる前にお手伝いしてくれるメンバーが自然と集まってきて目を輝かせて聞いてきます。
「えーっと今日は版画だよ」
「マンガ?」
「いや漫画じゃなくて版画」
生まれてから4〜6年間、きっとこの子たちは漫画やアニメという言葉は日常耳にしているようだ。だけどハンガという言葉は今日が初めてのよう。確かに漫画と版画って似てるなと思いながら、そんな初めての体験に立ち会えるって幸せだなぁと思う。そして初めての時はどうやってこの子たちに伝えたらワクワクが伝わるかなぁと考えた。
「えーっと忍者がいてニンニンってするともう1人同じものができるかんじかな」
「え〜!!やりたいやりたい!!」
みんな造形の時間が始まると自然とたくさん集まってきた。
うつるのが面白い
版画を制作するにあたり、子供たちの前で紙の版画がどういうものなのか少しお話しして実際に簡単な形でインクをのせて刷ってみました。
「わぁ!!」
「すごい・・・・」
その後ワクワクしながら子供達は自分で画用紙にそれぞれのイメージの形を切って貼っていきました。純粋に自分の制作したものと同じものがもう1枚できることがとても楽しいようです。
別の表現になる
もう1つ版画を見て子供たちが話していた内容でなるほどと思ったことは
「版画ってペンとかで描くよりしっかりした感じ?」
「なんか売ってそう。。。」
年長さんくらいになると感覚や言葉の表現が大人みたいだなと思いながら、確かに版画の魅力は1点ものでなく量産できることもあるけれど、手で描いたものとは違った感覚になるのが単純に面白いのかもしれないと思いました。
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