【本紹介 『コウペンちゃんとまなぶ世界の名画』】
みなさんはコウペンちゃんを知っていますか?
なんでも褒めてくれる皇帝ペンギンの赤ちゃんです。
この本は子ども向けの世界の名画の入門書かな、と思っていたのですが、読んでみたらこれは子どもからオトナまでみんなの心をホッとさせてくれる本でした。
誰しも時々ベコベコに凹んでしまうことがありますよね。
何をやっても上手くいかない。。。。
「朝起きれてえらい!」
コウペンちゃんに肯定してほしい日もありますよね、誰でも。
コウペンちゃんと一緒にその日の気分にあった絵を見て、今日の私はこの絵が必要だったんだなぁ、ふーん、この絵のここが好きだなぁ、とか面白いなぁとか、とか、そして、えっそういうことだったんだ、と気づきももらえてお得です。
大判の本を想像していたので、手に取った時正直小さくてビックリしました。
でも、いつでも側に置いておくにはこのサイズなのですね。
まずはここで紹介されている絵をゆっくり楽しんで、いつか自分にとっての特別な絵に出会えたら、絵はがきでも買って朝一番に見る場所に飾ってみるのも素敵だな。
「今日もこの絵を見てニッコリできてえらい!」
私は色々な絵を見ることはコウペンちゃんになる練習だと思っています。
どんな絵を見てもすご〜いと思わないことはありません。
この作品は嫌いだな、と思うことも正直あります。
でも、私にそう思わせるこの絵って本当にすごい。
あー、この絵のここのところが私の気持ちをザラザラさせるのかな、とか考え出したらすごいなと思いますよね。
この本を監修されている稲庭さんは以前鎌倉の近代美術館にいらして、私たちの活動のきっかけをくださった方です。
稲庭さんが背中を押してくださらなかったら今はない。
稲庭さんはこの春から新しいステージに向かわれるようです。
これからもご活躍を心よりお祈りしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?