ART JOB(アートジョブ)とは?
「ART JOB FAIR」は、文化芸術界に特化した日本で初めてのジョブフェアとして2023年にスタートしました。求人を探している文化芸術団体と、仕事を探している来場者との出会いの場であり、イベントスペースや相談コーナー、キッズスペースも併設しています。
今回のnoteでは、改めて当フェアで用いている、ART JOB(アートジョブ)について紹介します。
ART JOB(アートジョブ)の範囲を参考にしたのは、2005年3月から開始された、ネットTAMのキャリアバンクです。以前ネットTAMのご担当でもあった若林朋子さんにキャリアバンクに掲載される求人情報の定義についてお聞きしたところ、「Art related jobs=アートにかかわる仕事」と教えていただき、それ依頼参考にさせていただいています。
ART JOB(アートジョブ)を簡略に示した図がこちらです。バウハウスの教育カリキュラム図(右)を参考に作成しました。
この他にも、社会の変化とともに文化芸術の分野は拡がり、例えば、まちづくりや観光、福祉、国際交流と交わる分野がうまれていたり、職種においても、デジタル化や情報化や国際化などに伴って、新たな仕事がうまれています。
文化庁が、コロナ禍をうけて、文化芸術の担い手である芸術家等が安心・安全な環境で業務に従事できるよう、「文化芸術分野の適正な契約関係構築に向けたガイドライン」を公表しています。
このなかで、文化芸術の担い手である芸術家等という記載において、「芸術家等」とは、文化芸術基本法第16条に定める方をいいますと記載があります。
しかし、芸術家等という言葉の定義が狭く感じるため、このガイドラインの存在自体が文化芸術界のなかで、広がっていないと感じています。とても、重要なガイドラインではあるので、文化芸術に関わる様々な担い手にまで広がっていないのが残念です。
ART JOB FAIRでは、引き続き、文化芸術に関わる様々な職業の認知を広めるためにも積極的に活動を行ってまいります。
参考までに、文化芸術基本法第16条を掲載いたします。