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先祖の立った死地

宮崎県青島市

5年前の過去の記事より。
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【不思議なご先祖の話】
軽井沢をサイクリングしてたら「愛宕神社参道」という小さな看板を見つけて、参拝しようと寄り道しました。それからが大変!
愛宕神社は、先祖が宮崎で代々宮司を勤めた神社でした。僕の中では大切なルーツです。
割とすぐ着けるだろうと思ったら、迷いに迷い、荒れた道を汗だくで登り続けること1時間。ようやっと山頂に小さなお社が。
「よかった!」と歓喜したその瞬間、鳥肌が立ちました。背後に見えた大きな崖に、見覚えがあったのです・・。

昨年の里帰りの際、自分のルーツを調べるために、宮崎市立図書館で県史の民俗編を調べてみました。すると、神主であり祈祷師だった曾祖父の記録が残されてありました。全国各地から病気平癒の参拝者が訪れていたことと、彼が孫を救うために山にこもり、修行した場所も記されていました。 

その修行場の写真(最後の添付写真)が、今回たどり着いた場所とそっくりだったのです(!)。あくまでも自身の感覚なのですが・・。

軽井沢まで来て、これは一体何だろう!と驚きました。偶然といえば偶然だし、必然と言えば必然のような・・。
先祖代々、ずっと繋がってきた命のバトン。昨年、ボロボロになったお社で見つけた家系図の巻物。先祖の歴史は、僕に何を伝えようとしているのか。
曾祖父が手に入れた大きな力の反動。深まる因縁と、僕はどう向き合い、画業に生かしていくのだろうか・・。

聖地というよりは「死地」に感じました。
。すべてを清算し、生まれ変わる場所。厳しさと静けさ。
その夜、旅館で手に取った、佐藤初女さんの著書に心打たれながら、東京に戻ってから、じっくり考えてみたいと思います。

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