
締切はつらい(今週の超人)
今週の超人である。
この日は朝から夕方まで外で壁画を描いていたので、身体の芯から疲れていた。しかし、恒例のトイレ💩タイムで、息子に新しい超人を教えて!と催促される。
流石に頭が回らなかったので、最新作のキン肉マンから、テリーマンと対戦している時間超人エンデマンの話をした。モアイみたいな石の巨人だ。
絵を描いてー!と言われたので、思い出しながらスケッチブックに書いてみた。めんどくさくなって、変なアンテナを耳に付け足してみた。

エンデマンの必殺技は、胸の扉から異次元空間に吸い込むというもの(その場で考えた)。異次元空間を武器にするのは、ベンキマンとブラックホールなので、横にさりげなく「友達」として付け加えてみた。
さて、テリーマンが吸い込まれてしまったあとはどうなるか?僕は図解に描く。地底深くの巨大な穴に落とされて、そこには針地獄がある。(異次元空間の設定はどこにいった?)。

テリーマン危なーーい!と僕はヤケクソで叫ぶ。
息子はハラハラして「続きはどうなったの?テリーマン負けちゃうの?」と聞く。
僕はヒントを出す。「テリーマンは、〝あるもの〟を使って針の上に乗ったんだよ。なんだと思う?」。その間に僕も考える・笑。そしてパッと閃く。
「わかんないよー」と息子。
「ほら、何かを飛ばすじゃない。ブロッケンJr.の帽子のように」
「あ、肩についてる星だね!」
「そう!それを針の上に乗せたんだ。ほらこんな感じで!」。

そして、テリーマンを助けに来てくれたのは??
「うーん?ロビンマスク?」
「そう、そしてラーメンマン(適当)」。
「よかったーー。これで勝ったね」。
「最後はエルボードロップで勝ったよ」
息子は、もう一度エンデマンを見せて、と言い、ノートを見て、「僕ね、マイクラのエンダーマンだったら描けるよ」と絵を書き出した。
それからエンダーマンや、その地下空間、エンダードラゴン、迷路やらを描き続けた。もはや超人はどうでもいい。



今週の超人から息子の創作意欲に広がって、それはそれで見応えがあった。夢中になって何かを描く姿は微笑ましい。
その後の寝かしつけも、だいぶ興奮してたが(この日の夜はハイテンションで妻が手を焼いていた)、いろいろお話を聞きつつ、綿棒で耳かきをして、寝た。22:00だった。
毎日の締切が、なかなかしんどいという話。
いいなと思ったら応援しよう!
