命を使い切る
ビッグイシューの対談はフジ子・ヘミングでした。
彼女の言葉の一つ一つが胸に刺さります。演奏は2度ほど聴きにいきました。圧倒的でうねるような演奏でした。
昔のようには弾けない。でも、音楽に恋して恋に恋して、この命を使い切る。あとは神様にお祈りすればいいのよ。
不覚にも涙が込み上げてきました。なんと素敵なんだろう。そして、その裏にある自身の悲しみも。(自分はこうは生きれない)と・・。
ポジティブに考えること。今ここで、今が最高なこと。すべてOK、必然だ、と成功者は口々に熱弁します。きっとそうなんでしょう。ブッダも2500前から語っていることです。それが深く腑に落ちるかどうか。
しかし、やはり悲しみが。自分はこうは生きれない。恋に恋した芸術に身を捧げることができない。。魂の力が萎えていくようです。
それでも溢れる涙を流すのは、それらの口惜しい気持ちすらも暖かく包み込んでくれるような、優しさを感じだからでしょう。
きっと大丈夫。うまくいく。
命を使い切ることは、何も恋した芸術だけじゃない。命にはそれぞれに役割がある。そこに集中するだけだと。
また今日も一日。自分の想いから飛び立って、いろんな場所で命を使い切る。
そう、あの小さく痩せた体のモネが、最後の最後まで、命を使い尽くしたように。
しっかり生きる。ただ、しっかり生きるのだ。
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