自社システムは社長自ら作る
こんにちは、Artista プログラミングスクールの青柳です
すっかり更新をサボってしまいました。。。
今日はとある生徒さんのお話です
多店舗経営する社長さんが生徒
プログラミングは面白そうだから・・・という理由で入会されった生徒さん、実は多店舗経営する社長さんです。
当プログラミングスクールの方針として、「作ってみたいものをつくる」というのが基本方針となっています。何を作っていきましょうか?と相談したところ、やはり自社で使えるものを作りたいということになりました。
給与計算(Python, Excel)
いきなり手を付けたのが給与計算です。どんぶり勘定の?IT業界とは違い、給与計算も緻密です。勤務年数、売上額、ランク、スキル、・・・複雑なファクターがあり、それを毎月手計算しているのが大変だと。
全くのプログラミング初心者でしたが、できそうなところから少しづつはじめました。確か、Excel にある社員一覧情報をプログラムで読み書きするあたりから始めたのではないかと思います。
毎回少しずつ機能拡張をし、最終的に完全に自動で給与計算できるところまで完成させました。やはり、自分が欲しい物を作ることがモチベーション維持に繋がりますね。
スケジュール管理(Pyhon, Selenium)
多店舗経営の社長さんなので多忙です。毎日、複数のお店の予定と、個人の予定がぎっしり詰まっているようです。そんな中で、「お店と個人の予定を一箇所で確認できないか?」という話になりました。
「お店の情報を個人が利用している Google カレンダーに入れれば、Google カレンダーだけ見れば大丈夫になりますね。」というわけで、次は Google カレンダーに予定を同期させるプログラムを作成しました。
同期させるということは、別のサイトにある予定の情報を取得してこなければなりませんね?これはどのように実現しているかと言うと、一般的には「Web スクレイピング」と呼ばれる方法で情報を取得しています。つまり、みなさんがマウスを動かしてブラウザのボタンをクリック!とかやっている操作をプログラムが代わりにやるのです。プログラムがサイトに自動ログインしているところなんかはハッカーそのものですね 笑
顧客分析(SQL)
プログラムが面白くなってきて、どんどんアイデアが湧いてくるようです。次は「顧客分析がしたい」ということになりました。
話を聞いていると、いろいろな側面での分析がやりたいようです、売上、リピート率、従業員について、などなど。これは、Excel の関数とかでちょこちょこやるようなレベルではなく、データサイエンスのレベルに近い!
ということで、情報をデータベースに入れて SQL を使って分析することになりました。
SQL を使って分析していくと、いままで手計算の限界から見えなかったものが、次々と見えてきます。「こうやって数字にしてみると、どこを強化しないといけないかがよくわかった」とのことです。
そして Web サイト作成に(Python, Flask, DB)
データが可視化されたら、「このデータを日々従業員に共有しなくては」ということで、Web サイトを作るための勉強をしています。Web はやり方がたくさんありすぎて困りますが、とりあえず Python + Flask のサーバサイドで実装をしています。
個人的にはクライアントサイドフレームワークは半分趣味の世界かなと思ってます。(とはいえ、React、Vuejs、AngularJS あたりはひと通りできますが)現実問題、やくに立つツールかどうかが大事で、作り方は二の次ですからね。
一年でどこまで成長するのか?
まだ、始めてから一年も経ってない社長、もうフルスタックエンジニアまであと一歩のところまで来てしまいました。
今後も、社長のスキルアップ具合に注目です 笑
というわけで、楽しくて役に立つプログラムを学びたい方は是非
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?