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あいまいさを許す心 ~白黒つけないと気がすまない人の特徴

何事にも白黒つけないと気が済まない人、けっこう多いと思います。
けど、現実には白黒つかないことも結構多い。
例えば、死刑制度の是非とかもその一つ。
また有名な話で、ブレーキの壊れた車が暴走した時、そのまま直進して5人を轢いてしまうか、5人をよけて通行人一人を轢いてしまうか、どちらが正しいのでしょうか。

こんにちは!
Artist_Saika事務局 中の人です。


白か?黒か?

自分が納得できるかどうか?

世の中には、正解のない問題がたくさんあります。
ある人の眼から見たら正しいことも、ある人の眼から見たら間違いであることも多い。
けど、「こうだ!」と言い切れない曖昧さは、なんともすっきりしない。
だから、私たちは自分の視点で物事を「正しいか、間違いか」で切り取ろうとします。

しかし、冒頭の事例のように、世の中は白黒がハッキリする事ばかりでできているわけではありません。白と黒が混じったぼんやりした、グラデーションがあるのが現実。そのぼやーッとした世界を「そういうこともある」と認めるか、認めないか。これが、物事を白黒つけたがるかどうかの分かれ目なのだと思います。

グレーゾーンはなくならない

実は、物事の白黒をつけたがる人は、自己肯定感の低い人に多いのではないかと私は考えています。

あいまいさを許せないのは、自分にもあいまいさを許していない事なのではないかと思います。「ま、いいんじゃない?」と、白でも黒でもない灰色・グレーを選べたって誰も損するわけではありません。けど、そういった規律を自分以外に強要する、というのは自信も規律に縛られている可能性は高そうです。

ただ、現実問題として、灰色(グレー)はこの世の中からなくなることはありません。だから、灰色(グレー)もあるんだ、という前提を飲み込んで生きられた方が、楽に生きられるんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。

自分の考え以外も許容する

白か黒かそれ以外か

自分の頭にあるのは、白か黒、という時、それ以外を受入れられることを、私は「人間の器」だと思っています。
自分の考えと違うものを受け入れることこそが、人間の器と考えているのです。

社長やリーダーが、部下やメンバーの意見について、自分の思った物とは違うけど、それを受入れられる。これがリーダーとしての器。もちろん、それを採用するかどうかは別問題ですが、「そういう考え方もあるんだな」と尊重し、受け入れることがリーダーの器。

すると、白か黒かしかなかった判断基準がひろがります。白寄りのグレーかも知れないし、黒っぽい灰色かも知れない。いずれにせよ、世界が一気に広がるのです。

いろんな色で人生を彩る

白と黒の世界も美しい。
ですが、いろんな色があると、それはまた新しい世界でもあります。
人は人との関係の中で磨かれると言います。
人のいろんな色(言葉や考え方)を取り込んで、豊かな人格形成をしたいものですね。

まずは、白か黒かから、グレーゾーンも受け入れられるようになると少し幸せの領域が増えるのかもしれません。


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