【漫画初学者の学び】Feather3Dで間取りを立体空間にする(iPad)
※こちらの記事で紹介した【Feather3D】ですが、2025年1月の時点では有料になっていました。記事を見て気になった方は是非公式ページにてご確認ください。
ヘッダーの作字は後日追加します
漫画の作画進捗は悪いが、新しいアプリを触り始めたのでなんだかんだ楽しくなってきた今日この頃。別に漫画の完成が遅くなったって誰に迷惑かけるでもなし、ある種開き直ってしまえば焦りとは無縁なわけで。
もうここまで来たら進捗1ページ未満だろうが堂々としていこうじゃないか。
結論:3Dモテリングは諦めた
前回の記事で漫画用の設定画として簡単な間取りを描いたと報告した。その次のステップとしてざっくりtwinmotionという3Dソフトで作りたい的な話をしたが、結論としてはPCのスペックが足りず断念した。
代わりにiPadのアプリで空間把握するための手書き3D?を描くことにしたので、今回はその学びについて記事にしようと思う。
twinmotion を諦めた理由
念の為はじめにtwinmotionについて説明しておこう。
簡単に言うと3Dで雑にモデリングしたデータを、マテリアルやら周辺環境を素材やらで整えてそれなりにかっちょいい見た目にするアプリという感じだ。素材アセットがたくさんあるらしいと聞いて、何かに使えないかなとダウンロードしておいた……5年ほど前に。
使い方を忘れるどころか、どこにインストールしたのかも分からなくなり立ち上げるのに30分ほどかかる始末。なんとか立ち上がるも、触ってみると今回使用するにはいくつか壁が出てきた。
①まず、重い
こちとらスペックを理由にblenderがインストール出来なかった民なので、まあ重いだろうなとは思っていた。
しっかし重い。いちいちワンアクションが遅い。正直予想以上のストレスがあった。
②寸法が数値入力できない
twinmotionは3Dソフトといってもビジュアライズに特化したソフトなので、そもそもモデリングは出来ない。その事すら記憶の彼方に飛んでいたので多少慌てたが、本格的なモデリングではなくせいぜい立方体を並べて位置関係を整理したいだけなのでそれで良いかと思っていた。
しかし立方体を置くときすら寸法の入力ができないらしく、とても困った。かといって棚やテーブルといった家具を全てネットから素材ダウンロードで賄おうとするとえらく時間がかかる。今回はこれが諦めるメインの理由になった。(そもそも理想的なサイズの家具を探すのが大変)
③周辺環境を作ると固まる
じゃあせめて外観や周辺環境だけ作ろうと思ったが、ちょっと周りに木を生やすだけですっごい動作が重くなる。固まる。
こりゃいかんと泣く泣く諦めた。
これはあくまで私の持っているパソコンが10年単位で使っているようなお古なのがいけないのであって、アプリが悪いわけでは無いと強く断言しておく。
使えたらほんと便利そうなんだけどな。これは追々ということで。
3Dで確認したかったことは?
そもそもなぜ3Dに起こしたかったのかというと、寸法や空間の確認がしたかったからだ。窓から何が見える?どこの空間が繋がっている?人物たちをどこに立たせる?という位置関係を整理した上で作画にのぞみたかった。
背景を線画変換したいとまでは考えていない。(出来たら最高だが)細かいディティールは無くて良い。
あとはこの部屋どのくらい広いのかなとか、この壁本棚何個並ぶんだろうとかだ。
これはなんとなく素材を並べて確認できたらいいや位に考えていたのだが、少し調べるとblenderで作るとしてもリアル家具の寸法とかはどちらにせよ調べるらしい。
何事も簡単に・楽に済ませようなんて都合の良い話だった。
しかしそこまですると年内完成も怪しくなってしまうので、目的をなるべく絞った。
空間の広さと位置関係を整理する
※ここでいう『空間の広さ』とは具体的な寸法ではなく「こっちの部屋よりこっちの部屋が広い」程度のやつのこと
それを踏まえて、もっと簡単に、例えばiPadアプリで良い代替アプリがないか探すことにした。
Feather3Dとの出会い
twinmotionの使い方を動画で調べていた時に、関連動画で面白そうなアプリが紹介されていた。
手書きで3D!?
なんだコレ面白いなと調べるとipadのアプリだったので、早速入れてみた。
動画を見様見真似で触ってみたところ、お絵かきアプリのようにブラシで描く、レイヤーがあるなどテジタル絵描きなら問題なく使える機能ばかりだった。
特徴というか、特殊なのがガイドツール。なんとこのガイド3D的に立体空間に存在している。今表示している画面の方向に対して3次元的に作られる感じ。(これは多分触ってみないとピンと来ないかも)
このガイドが足場というか、描画するための透明な板としての役割を持つ。なので、描き始めるときは必ずガイドを引かないといけないというのが最もこのアプリで特殊な部分だ。
初めはとになく実践あるのみ!
まずは一度描いてみよう、と紙に描いていた雑すぎる間取りをアプリ内で清書し、試行錯誤しながら描いてみた。


ガイドが水平垂直に引けない〜!とか、この謎のアイコンは何だ!?とか使いながら考えるのは面白かった。
段々分からない所がはっきりしてきたタイミングで、改めて使い方を調べると日本の方で丁寧な説明をしてくれてる動画があった。
説明がすごく丁寧でハイパー助かる〜〜〜!!
「〜なると思うんですけど」みたいな説明がピンポイントで困り事に直結してたので、見ながら思わず『なるほど!』『ほ〜!』とか1人リアクション大会をしてしまった。
この後は『わかる……わかるぞ………!』とニヤニヤしながら描けて楽しかった。
やっぱり新しい事をするのって良いなとしみじみ。
進捗:外観完成

これから中身を描いて、周りの庭を付けて……意図した見え方になるか確認して調整、かな……!(長い)
このアプリ自体はめちゃくちゃ楽しいので、今後背景の練習として建物の立体模写とか出来ると良いなとか考えている。間取りを見て立体に起こしてみるとか。
これを機に建物とか背景への苦手意識が無くなると良いな。