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暇なのでアベンジャーズにAVENGEしてみたところ...
どもどもあさくらです。
いやいや、随分と暑くなりましたねえ。
つい最近までヒートテックを着てもちょっと寒いかな...という気温だったのに、もう長袖着て歩いてたら汗が止まりまへん。
全くどうなってんだ。半袖は寝間着以外持ってないのに...
それはそうと、昨日から私もゴールデンウィークに突入しやした。全くゴールデンではないが、まあ時間がある5日間。何しようかなあ...と思っていたところツイッターにてこんな動画を見つけてたんですねぇ。
Sharing #Endgame for the first time last year, with each and every one of you, was the most thrilling and rewarding moment in our careers. THANK YOU. We eagerly await the day that we can all be back together in a theater, sharing these experiences once again…#AvengersAssemble pic.twitter.com/c9tu7NzEaH
— Russo Brothers (@Russo_Brothers) April 28, 2020
アベンジャーズ作品の監督のルッソ兄弟が隠し撮りした「アベンジャーズ・エンドゲーム」の全米初公演です。
僕も一年前くらいに観に行って衝撃を食らった作品でした。動画のようにとにかくアクションがカッコいい。今までほぼ全てのMCU作品を追っていたので、最後ヒーローが集う瞬間は僕も心の中できたああああああと叫んでいました。(日本の映画館は超静かだけどね...)
ほいでふと、もう一回観たいという衝動に駆られAmazonにて30日間のレンタルを行いやした。いやー、見たい映画が30日間300円。返却する必要もないなんてとんでもないご時世になりやしたね。まじで気軽にポチポチしてしまうから危険にすぎる....
そういえば、一度目に見た時はアクションシーンと壮大なクライマックスに脳のCPUを取られすぎて、細部まで全く記憶できておらん。今回はこの3時間弱を頭からケツまで思う存分舐め回して体内に吸収したい。つまりこれは、あさくらのアベンジャーズへのAVENGEなのだ!!!!
※avenge...復讐・報復・仇討ちという意味。尚、revengeは個人の動機での復讐、らしい。勉強になります。
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(視聴中)
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さて、映画を見終わったあさくらは、とても不思議な気持ちになっていやした。観る前に僕が味わいたかったのは、高揚感。サノスにようやく打ち勝つことのできた爽快感。アクションがもう一度僕の日々のくすぶりを消し去ってくれる。そんないつもどおりのアベンジャーズに期待していた。
ただ実際に見終わってみると、なんとアクションシーンの印象がとても薄かったの。というか、映画全体の細かい部分が印象に残ったのね。おそらく二回目ということで、一度メインのシーンの記憶があるので話の流れは分かる上、展開も読めてしまう。まさかの、アクションシーンの中にそれほど感動はなかったのであった...
その代わり、登場人物の言葉や表情が脳裏に焼き付きました。この時、こんな顔してたんだ、こんな言葉を行っていたんだ。なんてユーモアのある怒り方なんだ。本当はつらいんだろうな。
派手なアクションシーンの裏側には
ヒーローの苦悩が繊細に描かれていました。
時空を超えた親子の会話
そんな人間ドラマも凝縮されたこの映画の中で、とてもお気に入りのシーンがある。ロバートダウニーJr演じるアイアンマンと父親のハワードとの会話だ。
もう上映からかなり時間が立っているので多少のネタバレはしてもいいと思うのだけど、サノスに殺されたみんなを元に戻すために、アベンジャーズは過去にタイムトラベルし、特別な力を持つ石を集めていく。
その中で主人公のアイアンマンが過去に戻り、その後自分の父親となるハワードと偶然出会って立ち話をする場面がある。
アイアンマンは同じ年齢くらいの実の父親と話しているわけなので、動揺を全く隠せてないんだけど、会話がとてもユニークであり、色々考えさせられてしまった。
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※以下、アイアンマンを”ア”、父親のハワードを”父”と略す。
父「子供が生まれる時、緊張したか?」
ア「ええ、そりゃあもう。」
父「君はいい父親か?何か、こうしたらいいというアドバイスはあるか?」
ア「まあ、手探りでした。自分の父親のやり方を参考に...なんとか。」
父「私の父は、ムチで解決する人だった。」
ア「僕の父も厳しかったけど、今思えばいい思い出もありますよ。数々の名言もある。」
父「へぇ、例えば?」
ア「金で時間が買えた試しはない。」
父「かしこいなぁ。」
ア「そうなんです。」
アイアンマンの父は軍事産業会社の社長であり、つまり国の大義を背負って生きている人だった。もちろんお金はよく稼いでいるし、裕福な暮らしはしていただろう。
しかし、お金を持っていても大義のために生きているうちは、家族とのゆったりとした暮らしを送ることができない。そんな意味を込めて「金で時間が買えた試しはない。」と言ったのかもしれない。
タクシーに乗れば、自家用ジェットに乗れば、新幹線を使えば確かに時間できるのかもしれない。でもそれは、誰の時間なのだろうか。できるのはいつも仕事の時間ばかり。本当にほしい時間を、ハワードは金で手に入れられたことがなかったのかもしれない。
アベンジャーズの魅力はヒーローの輝いている面だけではなく、その裏にある彼らの苦悩や葛藤を惜しみなく演出している面にある。そしてその感覚が一般人とかけ離れたものではなく、彼らもただ一人の人間であることを痛いほどに突きつけられるのだ。
運命に翻弄されながら、ヒーロ−である自分と人間としての自分の中で葛藤している。そんな姿が彼らのなんとも言えない表情から度々にじみ出てくる。
アクションムービーを見たはずなのに、こんなに人間や人生のことに考えたことはなかったかもしれないなあ。
なんだかしんみりしちゃったなあ...
でも本当に2回見てよかった。よりアベンジャーズが好きになりました。
このGWでまたいくつか映画を見てみようと思います。
あなたのお気に入りの映画も教えて下さい。
それでは、また今度!