漂う。
何も考えず、筆を取る。
意味なんていらない。
言葉の羅列にただ身をまかせる。
あっという間に過ぎていく時の流れの中で、取りこぼしたくない瞬間がある。
僕らはそれに賭けている。
その一瞬のために、日々を生きている。
生かされている。
誰のためでもない、ただ一人の、たった一人の自分のために「大事なことは何か?」と問える人間でありたい。
なぜだろう。僕たちは自由なはずなのに、
どうしても超えられそうにない高い壁が目の前にはあるし、
自分に失望し、また希望をいだき、漂っている。
この希望の先にあるのは何か、この失望の先にあるのは何か。
漂いながら、でも抗って生きたいのだ。
まだ終われない闘いの中を、僕たちは生きている。
いざ。