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青いボク、それ見て笑う東京の空。



今日は、シャワーの音がいつもと違う。


”緊張しい”で代謝の良い僕の体と、スーツはとても相性が悪い。


おかげで夏なのかというくらい掻いた汗を、心ゆくまで流していく。


いつもと違うシャンプーのにおい。オーガニックは僕にはまだ早い。




部屋着に着替えると、まだ22:00を過ぎた頃だ。


ドミトリーの部屋には人がギッシリと詰められている。


僕らと彼らの間にあるのは、カーテンという布一枚。


なんとなく、落ち着かない。


僕はこの街に何かを求めて、外へ繰り出した。











僕は今、東京にいる。

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部屋着に着替えたものの、足元は先っちょのとんがった革靴である。


朝磨いてきたはずなのに、靴の先がもう白い。


ちぐはぐだ。とにかく、格好がつかない。


大通りを歩くと、コンビニが飽和している。中に入りなんとなく棚を見回す。


地元にあるコンビニには置いていない商品が沢山ある。


少し、さみしい気持ちになる。









仕事帰りの女性が、コンビニの前でたばこを吸っている。


吐いた煙が車の排気ガスと交じり、空へと消えていく。


煙も彼女の表情も、どこか諦めた様子で空へ溶け込んでいく。


その横顔を、かっこいいなあと少しだけ思う。


僕もいつか、そんな横顔をしてみたい。








僕は東京にいる。



なぜ、東京にいる?









自然が好きなのに、


山が好きなのに、


田舎が好きなのに、


僕はこの街に住むことを決めた。




のんびりが好きなのに、


忙しい会社で働く。




人と話すのは疲れて仕方がないけれど、


営業をやる。







ちぐはぐだ。



とても、ちぐはぐだ。








でも、理由はとてもシンプル。






それは、もっと好きな自分になりたいからだ。

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僕は挑戦していない自分が大嫌いだ。現状維持でいようとする自分が大嫌いだ。




半年後、ここは僕の街になる。とても怖い。そして、とても楽しみだ。




僕は今、東京にいる。




ここを、第二の故郷にしてやる。




関西弁だけ、忘れんとこ。




おわり。



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