ART HOUSEの長を卒業しました
9月末にご報告しましたが、ブッキングや音響を担当しておりました松田規男が10月1日からART HOUSEの店長に就任しまして、その就任パーティー的なイベントから一夜明け、心地良い疲労感と余韻に浸っております店主です
7月から出演者たちには会って直接報告していった中で「規男が店長になるんよ」と話すと「じゃ昇平さんは?」と言われまくりましたが、私は引き続き “店主” のままです笑
店長と店主の違いは https://meaning-difference.com/?p=15359 の記事を
リンクさせていただくのでお時間のある方は是非ご覧ください(どうでもいい笑)
昨日の無観客配信イベントで店主にもステージを設けてもらい、色々とお話させてもらったので内容に重複する部分もあるかと思いますが、私がART HOUSEに所属して約25年、店長という役職を置いたのは初めてで、前任オーナーが「肩書きなんぞ屁の突っ張りにもならん」という考えの方だったので、ほぼ間違いなくART HOUSE創業以来、初の店長になります
そして今回、規男に店長を任せることになったという話だけではなく、私は約25年間担当させてもらっていたブッキングという役職から外れます
やり遂げた感があるわけでもなく、今も出演者たちとあーでもないこーでもないとか話しながら一喜一憂していることに、やり甲斐もあれば我ながら天職やなぁとも思います
ただ、昔からART HOUSEに重鎮は要らん、という考えを私が持っており、そんなこんなで前任オーナーにも「センスを失ったものは去るべき」とかクソ偉そうなこと言うて退任していただいたり(鬼ほど喧嘩しましたが、若造のこの上ない無礼を受け止めてくださって今では心底感謝してます)
やはりアーティストたちの集まる場所なんで、変わり続ける時代の旬を常に嗅ぎ取って、その先をいく提案ができる感覚を持ち続けるのはとても難易度の高いことですし、そこに少しずつズレが生じて時代錯誤になっても、その店の偉いオッサンに殆どの人は注意できないだろう(注意されても論破してしまうし苦笑)という恐怖もありつつ、何よりART HOUSEを任せたいと思える規男の存在は大きいと感じています
規男はこれまで在籍してくれていたスタッフの中でも群を抜いて説教しまくってますし、満を持しての店長就任かと言われると決してそうではなく、むしろ店長という役職を与えられたことによって彼が成長しようと懸命な努力を重ねなければ、ART HOUSEもろとも潰れることになるでしょう
でも、ある種その覚悟も含めて運命共同体になろうと思える人が身近にいてくれていることは経営者としてとても恵まれていることですし、何より自然と彼の元に人が集まってきてはみんな楽しそうに笑顔でいる光景を日々見続けてきたので、その人間力に私の人生の一部を託したいと思った次第です
そして、私はというとライブハウスに少しだけ距離を置かせてもらって、4年ほど兼業していた系列店のレコーディングスタジオStudio Delayにエンジニアとして籠り、ART HOUSE Online Fan Club【AHO】の管理や次なる展開に向けて動き、コロナ禍が落ち着いた頃に新たな事業展開を目論んでいます
10月1日から規男も私も新しい人生のスタートとなりました
年齢も役職も違えど、同じスタートラインに立った盟友としてお互いに切磋琢磨して関わってくださる皆様がいつまでも笑顔でいてくれるような場所を守り続けたいと心からそう思っています
最後になりましたが、これまで支えてくださった歴代出演者の皆様、お客様、関係者の皆様、愛するスタッフ達、感謝の言葉だけでは伝えきれないですが、本当にありがとうございました!そして、これからも宜しくお願いします!