“読も” 2022年7月度 第29回|folca
何に、導かれていたんだろうと思う。
僕の人生に重要な人達。
忘れられない光景。
嬉しい事、悔しかった事。
キッカケ、出会い、別れ、再会。
そんな全部がここにあった。
出るようになったキッカケは、前バンドのメンバー「ヒデに会わせたい人がいる。その人がいるのが、アートハウスって場所で。」
その人っていうのが、アルカラの太祐さんだった。しばらくして、昇平さんにも出会って、今もずっと面倒を見てくれてる。
ユーヤのバンド、ケンジとまーたんのバンド、先輩とか、僕達を先輩と呼んでくれる後輩や沢山の仲間のバンド。
いなくなった人もいるけど、あの場所に行けば、いつでも会える気がする。
全国には、色んなライブハウスがあるけど、居心地が良くて、ライブ見ながら酒を飲むのはここが良いなぁ。
イベントが盛り上がった日ほど、グラスが割れるよね。でも、ええんやって、昇平さんは言う。それでも酒はグラスで飲むもんやって。
走馬灯の様に思い出せば、一瞬にして浮かぶ沢山の思い出。
だけど、とても長い日々をここで過ごした。
空になる箱。
だけど、胸には沢山の想いが詰まっている。
僕にとって、〝アートハウス〟という名前は、ここで貰った、全ての想いに付いた名前です。
ありがとう、アートハウス。
ここで出会った全ての人に、ありがとう。
そして繋ごう。次の舞台へ。
folca Vo/Gt 山下英将