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1/18 GEZAN/田我流 WWWツーマン
●田我流
山梨に拠点を置き
同じ社会でサバイブしてる人間の等身大でのリリックが魅力で繰り返し聴きつづけているラッパー。
個人的にはLIVE見に行くHIPHOPのアーティストはtha blue harbと田我流くらい。
ハイライトは曲中盤からビート無しのラップになった【センチメンタルジャーニー】
フロアに下りての【やべ〜勢いですげー盛り上がる】は他ジャンルとの対バンでもオーディエンスをアゲていく気概を感じた。
社会への批判とユーモアに溢れるリリックの【我慢】も響いたな。
お客さんの比率で言うとGEZANのファンが多かったのかな、という印象だけどその中でもシリアスにビートなしの曲とアゲていく曲との組み合わせがバランスよくめちゃ楽しめた。
思い出したのが10年前くらいのwwwの年末カウントダウンはスティル一宮で同じく【やべ〜勢いですげー盛り上がる】だった。
●GEZAN
まず女性が多くて驚いた。
以前はBODY ODDやってキッズがダイブしてるイメージだったが、音もダンスミュージックよりになって頭振るような縦ノリではなく踊っている人の方が多かった。
シャングリラ最高!
最初から2~3曲目までダビーなテンションもびっくりした。今のGEZANこんなDUB色強かったのか。去年のエイドリアンシャーウッドのライブ行けば良かったと後悔。。
トライバルな衣装と意識がトリップしてくる轟音の儀式のようなライブ。
マヒトも『もっとスモーク足して!』としきりに会場演出を促していた。
オーディエンスのみんながマヒトの言葉を欲していた。
まるでオーディエンスからのGEZAN(神)への崇拝のようにも見えたが、マヒト自身は一貫して宗教や神を殺して、みんなしっかりとした【個人】同士で連帯して考えて進んでいこうというメッセージ。
始まる前は最後にアンコールで田我流入れたBODY ODDとかやっちゃうのかな~。とか思ってたけどもう全然ネクストステージに行ってんだね。
(ちゃんと調べたらBODY ODDのマイクリレー演ってたの2019~20年とかもう4年前なのか。。)
ディジリドゥもバグパイプももっとパワーアップしたらよりワールドミュージックなノリが出るだろうし、益々ライブが見逃せないバンドだと強く感じた。
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●まとめ
二組共に社会的なイシューに真っ向から意見をぶつけていくアーティスト。
現場に見に行く価値があるのってこういう人たちだよなって再認識した。
田我流がMCで『助成金は貰わない派』と言っていたが、自分は税金を納めているなら、その分の補助金等は貰うべきだと考えているけど、もらえる状況でもあえて貰わないという選択をしている人もいるのかと素直に驚いた。
マヒトも音楽業界なんてすぐに切られる〜みたいなことをMCで言っていたし、世の中に中指を立てて生きていく人の矜持は自分が思うよりもっと深いとこにあるのか。