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【仕事術】「掛け算の法則」仲間との仕事で最高の成果を出すために

仕事において、仲間とのコラボレーションは欠かせません。私自身、ITコンサルティングや人材コンサルティング、店舗コンサルティングなど、さまざまな分野で仲間と力を合わせ、多くのプロジェクトを成功させてきました。その経験から、仲間との仕事で結果を最大化するためには、「掛け算の法則」 を意識することが大切だと確信しています。


足し算の発想では成果は出ない

コラボレーションというと、「自分が全体の半分、相手が残りの半分を頑張ればいい」という「足し算」の発想を持ちがちです。これを数式に表すと、
0.5 + 0.5 = 1
となります。表面上は理にかなっているように見えるかもしれません。しかし、現実にはこれでは成果を十分に出すことはできません。

コラボレーションにおける成果は「足し算」ではなく、「掛け算」で決まります。もし自分が半分の力しか出さなかった場合、結果はこうなります:
0.5 × 0.5 = 0.25
つまり、2人でやったにもかかわらず、1人分以下の成果しか出ないのです。

全力を出すことが相乗効果を生む

では、どうすれば「掛け算」の効果を最大化できるのでしょうか?
答えはシンプルです。自分だけでも全力を出し切る覚悟を持つことです。

例えば、自分と仲間がそれぞれ120%の力を出した場合、成果はこうなります:
1.2 × 1.2 = 1.44
1人で全力を出した時よりも大きな成果が生まれます。この考え方をチーム全体に広げてみると、さらに大きな相乗効果が期待できます。
例えば、10人のチームで全員が120%の力を出した場合、成果は約6.19倍に。さらに、これが100人規模になると、成果は驚異的な82,817,974倍にもなります。実際はこの計算のようにいかないこともあるとは思いますが、コラボに対する考え方は大分変わったのではないでしょうか?

実際のプロジェクトでの掛け算

私は、ITシステムの導入支援や店舗コンサルティングなど、さまざまな分野でプロジェクトを進めてきました。その中で特に印象的だったのは、複数の企業が共同で新しいサービスを立ち上げたプロジェクトです。

当初、それぞれの企業は「自分たちの役割さえ果たせばいい」と考えていました。しかし、この姿勢では進捗が遅れ、結果も出せませんでした。そこで、各チームメンバーに「掛け算」の考え方を共有し、「自分が全体の成果を引っ張るつもりで取り組む」という意識を持ってもらいました。

結果として、プロジェクトのスピードは飛躍的に向上し、新しいサービスも予定より早くリリースすることができました。各メンバーが自分の力を惜しみなく発揮し、それが相乗効果となって結果を生んだのです。

信頼が掛け算をさらに強化する

全員が全力を出すためには、信頼関係が不可欠です。私は、プロジェクトに関わるすべての人が「この人なら全力で頑張るだろう」と思える環境を作るよう心がけています。それが、お互いを刺激し合い、さらに大きな成果を生む土台となるのです。

たとえば、店舗コンサルティングである飲食店を支援した際、スタッフ全員が「お店をもっと良くしたい」という意識を共有し、各自が主体的に動きました。その結果、単なる売上改善を超えて、常連客から「この店に来ると元気がもらえる」といったポジティブな声を多くいただくようになりました。

全力で仕事するチームが生む未来

もし今、あなたがチームの一員として何かを始めようとしているなら、「自分が全力でやり切る」覚悟を持ってください。そしてその姿勢が仲間に伝われば、チーム全体が変わります。掛け算で生まれる成果は、想像以上の結果をもたらします。

どんなプロジェクトでも、どんなチームでも、この考え方を実践すれば間違いなく結果が変わります。私たちも、この法則を活かして、これからさらに大きな挑戦を続けていきます。一緒に「掛け算の力」を体感しませんか?

決めた目標を達成するために、全員で全力を尽くす。そこにこそ未来を変える力があると信じています。