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中年期の危機・ミッドライフクライシス
ミッドライフクライシスとは、30代後半から40代、50代にかけて自分の人生はこれでよかったのだろうかとこれまでの人生を振り返り生きる意味を考え始めることで、「中年の危機」「中年の思春期」とも言われ、8割以上の男女が経験すると言われています。
それなりの地位や財産を築き、平穏な家庭もあり周囲からみたら何の不満もなさそうにみえますが、ある時ふと「自分の人生はこれでよかったのだろうか」「もっと、他の生き方があったのではないだろうか」「夫や妻を本当に愛しているのだろうか」という不安や疑問を抱き始めるそうです。
30代後半~50代というのは、10代、20代のように若くはないけれど人生をやり直せないほど歳をとってもいないという年代で、それゆえ過去にやりたかった仕事や諦めた恋愛、人間関係のやり直しがまだできるのではないかまだやり直せるのではないかという焦りにも似た感情が湧き出てくるそうです。
一般的にミッドライフクライシスにみられる行動やきっかけは、倒産、離職、リストラや転職、離婚、浮気、不倫、病気、死別等と言われています。
女性の場合は、子育てがある程度終わった時「空の巣症候群」のような症状になったり、自分の人生はこれでよかったのだろうかとキャリアへの憧れから自立の道を選んだり、兼業主婦の場合は子どもと充分に関われなかったという後悔や罪悪感を持ったり、自分の時間を持ちたいと願うようになり、そのことが離婚の引き金にもなるそうです。
男性の場合は、定年をきっかけに「燃え尽き症候群」になったり、したい仕事があったのに一生この仕事でよかったのだろうかと転職を考え始めたり
不毛な人間関係に悩んだり…
男女ともに共通していることは、容姿の変化に対する焦燥感だったり病気をきっかけに遺された時間が有限ではないことに気づいて、死生観、価値観が変わり「何のために生まれてきたのか」「自分の使命ははなんだろうか」と考え始め、今までとは違う生き方を選択していき始めるのだそうです。
筋トレやダイエット、スポーツを始めたり習い事や資格取得を目指したり、大学に入り直したり好きだった人に会いに行ったりという行動を起こす人もいます。
日本ではまだ認知度が低いと言われている「ミッドライフクライシス」ですが、欧米では1960年代にはすでに確立されていたようで俳優のウィルスミスは、妻の「ミッドライフクライシス」の改善のために仕事を2年間休んだそうです。
「ミッドライフクライシス」を取り扱った映画もいくつかあるようで、ベストセラー小説が映画化された「マディソン郡の橋」は夫への愛が覚めた時に出会った人との不倫をテーマにしていて結局2人は別れるという切ないラブストーリーなのですが、
これが「ミッドライフクライシス」だったのかと改めて思いました。
8割の方が陥ると言われている「ミッドライフクライシス」ですが、深刻な場合は病気として出現しますので治療方法や対処方法を予備知識として知っておくことは大切なことかと思います。
私は、以前から「ミッドライフクライシス」に関心があったのですが、その治療に娯楽がいいのではないかと思い、昨年から韓流ドラマを視聴していたのですが、Fasebookで梯谷幸司さんの投稿を拝見して確信しました。
その時の記事がこちらです。
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韓・華流ドラマは今年だけで多分200本は視聴していると思いますので、今後は感想等も書いていきたいと思います。