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「とよたまちなか芸術祭」ガイドツアー2日目【駅東エリア】報告、メモ

「とよたまちなか芸術祭」2回目
期間2021.12.4~12.25

「トークツアー」2日目【駅東エリア】の活動報告です。

2021年12月19日(日)11時〜
参加者12人
集合場所  中央図書館5階展示コーナー

密集を避ける為、京都の古民家の床板を使った彫刻作品「MANTA RAY」「まな板」の映像を先に見て頂く。
時間どおりに5階エレベーターホールでガイドツアーを始める。
挨拶後、本日は在廊作家が多くインタビューを交えて7ヵ所を案内、予定時間をオーバーすること、外は寒く、体調に気をつけて欲しいなど伝える。

① 中央図書館5階視聴覚コーナー
山下拓也
《MANTA RAY》《まな板》
感想を伺う。
なぜ民家?これ迄の彫刻の素材とは違い新しい試み。家はどうなったの?古い家なので壊したかな、リホームして住んでいる?版画を刷るのに蛍光塗料など色々使っている。夜になると光って飛んでいるのかな。
なぜマンタなの?マンタが四畳半の大きさだから、広々した大海原へ自由に飛び立つ憧れ?など多数の意見を交えて鑑賞。




②EAST ENDERS COFFEE
外から鑑賞、店主さんのお心遣いで中でも見る。お客様がみえるので外で解説。
白水ロコさん、矢作川の水と生命のつながり、白い店内を満月に集う、木彫りの人面魚、精霊をファンタステックに表現。

横田典子さん、土と人と命、土を縦に積み、土が倒れるギリギリの所で人の力で抑制、形にする「ツチ・ビト」の関係。



③Hotel Aunties 
作家さんへのインタビューを交え鑑賞。

あまのしんたろう
《フライング モンキーティル  》
三河線の猿投駅から先の廃線になった駅の気になる所を取材する。その様子をビデオ作品、スナップ写真を展示。写真とタイトルがクスッと笑いを誘い、地域に込められた思いを話して頂く。



田中あつこ

豊田市の地域に住む住人達とのWS作品と矢作川の近くに住んでいる心象風景。もともとは日本画家だか近年は農村舞台の企画、パフォーマンスも披露。

④楽風
3人の作家さんにインタビュー

楽風はもともと喜楽亭があった場所で、店内にお客様もいらしたけれど、店長さんのお心遣いで作品の前でインタビューさせていただいた。

安藤麻麻里亜
家のもみじの赤の色背景にし、自分で漉いた和紙を重ね、記憶をたどることの不安定さを作品に。

大内紳治
48年間の写真の足跡を展示。伊勢和紙を使用したものも。特に楽器演奏の最新作への思い入れを語って下さった。

長沢みゆきさん
3点の藤の作品。生きもののもつエネルギーへの想いを水彩、パステル、アイシャドウ等で表現。


⑤豊田画廊 
色鮮やかな絵画作品と乳白色の陶芸作品の響きあう静かな画廊の展示のなかで、山岸大祐さんからお話をうかがえた。

山岸大祐さん
乳白色の薄くて有機的なオブジェのような陶芸作品。土を積みながらの制作は作品が成長するような感覚とのお話を語って下さった。



中居ベルさん
色鮮やかなポップな女の子の作品は向かい合うと元気になるよう。1点はモンドリアンの作品も取り込み表現。



三瓶玲奈さん
抽象と具象を行き来するような独特のストロークの絵画5点。「色をほどく」、風景のなかにある境界線を描く「線を見る」シリーズは最新作。

⑥HUUK
中谷ゆうこ
《god's eye view》
中谷さんがいらっしゃる中、作者の話を聞く前に、まず作品を前に何を感じたかを聞いてみる。
「外国の様な家が並んでいる。何処なのか気になります」
「この小さい家一つ一つが人に見えます」
「机の上の絵は、水が張られている水田の様な所が反射してるみたい」
「壁に掛かった絵は、人の顔が隠れている」
「空から見られているみたい」
など自由に感じた事を話してもらい、なぜ、どうして自分はその様に感じたのかまで考えて頂く。
その後作者の中谷ゆうこさんより、机のサイズに合わせて、豊田の街中を地図の様に描いたこと、クリップが下がってい場所はココ「HUUK」を指している。横のベンチに座ると天空から見た「神の視線」を体験できるなどの話をうかがう。


大石采佳
《朝焼け》《うつり》
キャンパスに糸を張り、その上に油絵具を何度も重ねる。平面に描くのではなく、半空間に描き、空間作品をめざした。

梶千春
《無題》
石に見えて、素材は紙。
普段の生活か、自然の中にある気になるもの「もの」「カタチ」「様子」からイメージが膨らむ。

⑦kab
kabo展示の全ての作家さんが、在廊。
お話をうかがう。

杉谷家
家族のそれぞれが作った「楽しい」「嬉しい」と言ったきらめく宝物の様な想いのこもった作品。

笑劇写真クラブ航空班
豊田にもかつて飛行場があったことから、飛行機の魅力を発信したい。

神村泰代《365wishes》
「記憶あつめるプロジェクト」+「時間MONTOKI2021とよた時間」

新しく出来る博物館と連携企画「記憶集め」の作品は、ハガキが置いてあり、誰でも直接記入して専用ホストに入れてもらうことが出来る。
また、kaboさんの窓には、「ハイブリッド文化祭Ⅱ」で、旧東高の温室で展開した作品を新たにしたもので、時間の流れ、経過を感じられ光を通して美しい。

在廊の作家さんか沢山いて下さり、お話を伺い、いくら時間があっても足りない状態で、かなり時間オーバーとなりました。
歩くことでとよたの新たな魅力に気づき、アートが時間、空間を繋げてくれます。
参加者の方々が最後まで御付き合い頂けた充実したツアーとなりました。

以上

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