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ラバンディンラベンダーキットの制作解説

💜【はじめに】 

こちらの記事は京都の手芸店Art Fiber Endoが現在、クリーマスプリングスというクラウドファンディングサイトで挑戦しているプロジェクトのリターンの一つである【ラバンディンラベンダーキット】の解説動画となっております。
▼詳細はこちらから、

💜【ご支援頂いた皆様へ】

クリーマスプリングスでのご支援、誠にありがとうございました。こちらのnoteの記事では、ラバンディンラベンダーキットの制作解説だけなく、キットのモチーフとなったラベンダーパーク多可のこと、また手芸店Art Fiber Endoのこともお伝えさせて頂きます。また、ご支援頂いた皆様には、ささやかですが、感謝の印としてArt Fiber Endoの素材購入についての割引き特典を付けさせて頂きたいと思っております。週末には、このnoteのページを書き上げて詳細をお伝えする予定です。

ただまずは、制作のhow toについてまずは記述させて頂きます。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

💜ラバンディンラベンダーキットの制作解説

【キット制作手順1_図案を写しましょう】

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キットに同梱のブルーシートが写し紙となっております。生地をテーブルに広げて、写し紙を生地の中央に置きます。写し紙はブルーの面を下にして、生地に接するようにしてください。その上に図案を置き、図案ラインをペンや針でなぞってください。

⚠️この図案写しの場面でよくご質問頂きます。なぞっても生地にラインが写らない。この質問多く頂きます。
写すラインはおよそ刺繍するために目安です。完全にラインをトレースする必要はありません。うっすらラインが生地付く程度で問題ありません。

参考にクリーマさんが動画を作ってくださいました。

▲冒頭40秒辺りで図案写しをしていますが、刺繍針の反対側を結構強めに押しなぞっていると思います。この場合であっても写るラインはうっすらです。この程度のトレースに留めて頂きたいです。あまりにも強く写すと紙が破れてしまいます。

【キット制作手順2_刺繍枠に生地を挟む】

おそらく、クリーマスプリングスでご支援頂いた皆様は刺繍枠をすでにお持ちだと思いますが、もしお持ちでなければ、お近くの手芸店で10cm枠をご購入をお願いします。ただ、リーズナブルに済ませるならば、100円ショップがお薦めです。手芸店の刺繍枠は700−800円するものが多いですが、100円ショップならほんと100円。品質は必要十分です。
刺繍枠に生地をピンと張り、挟みましょう。これで刺繍する準備が整いました。

【キット制作手順3_アウトラインステッチで茎を刺繍】

刺し始めは、先程写した図案のラインの端からです。

【アウトラインステッチ】
【1から針を出し、2へ針を入れます】

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1と2の間、長さはお好みで、特に指定はありません。
緑の刺繍糸は
Art Fiber Endoのシルクぼかし刺繍糸_113番です。

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この刺繍糸は単色ではなく、一定の間隔で緑の濃淡が現れる【ぼかし刺繍糸】となっています。普通に刺すだけで、自然な草木のラインを表現することが出来ます。

アウトラインステッチの手順に戻ります。最初のひと刺しである1,2間に針を戻します。そして、1,2間、針目中央から針を出して、4の位置へ刺し続けます。

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刺しては戻す。この繰り返しです

【キット制作手順4_ラベンダーの花刺繍〜フライステッチ】

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ラベンダーの花をフライステッチでくさび形にデフォルメして刺繍します。フライステッチも刺繍の基本です。是非、マスターしましょう。

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ラベンダーの花は3色の青紫色のモール刺繍糸で刺繍します。これら3色分の糸をカード巻きでご用意しています。ラベンダーの花は1色ではなく、複数色を用いて刺すことをお薦めします。濃淡の違う色を用いることで、刺す花に立体感が生まれ、自然な光の陰影も表現出来ます。

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【キット制作手順5_葉の刺し方】

ラベンダーの花を刺し終えた後、茎から左右に広がる葉を刺して行きます。太い葉はレゼーデージーステッチで刺繍します、一方、細い葉は慎ましく、茎の根本と葉先に少し広がる程度のものは【ストレートステッチ】でさっと刺していきます。

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レゼーデージーステッチは図案右側の葉っぱを刺繍する際に用います。

刺し方はこちらです。

うちの図案で刺す場所はこの辺りとなっております。

ストレートステッチはただ一刺しするだけのものです

うちのキットの図案ならば以下の感じで刺して頂きたいです
茎元から、図案に沿って左右に広がるように刺してください。

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以上、簡単にですが刺し方をお伝えしました。キットにはラベンダーポプリも入っております。額の中に仕込み、ラベンダーの香りを楽しむことをお薦めしたいと思います。額のプラスチックカバーを填めると内部が密封されて香りが額内に閉じこもります。長く香りを保存するのに適しますが、香りを楽しみたい場合には、プラスチックカバーを額に填めない方がよいかも知れません。この辺りはお好みでお使いください。

今後も、この記事は更新して参ります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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