【開催報告】第一回「絵を見ておしゃべり」
「絵を見ておしゃべり」
シブヤフォントを使った第一回 対話型アート鑑賞
*「アートファシリ!シブヤ」公式noteでは、認定ファシリテーターによる開催レポートを随時掲載しております。開催にご関心のある方はこちらからご連絡ください。
1.開催日時
2022年11月21日(月) 16:00-17:30
2.参加者
小学生 3年生から5年生までの9名 (ファシリテーター 岡澤 由宇子)
3.場所
新大塚みんなの広場
4.プログラム内容
5枚のアートを使い対話型アート鑑賞
①タイトルをつけよう!
パッと見て、タイトルをつけてもらい、どこからそのタイトルを付けたかを、タイトルとともに、各自発表してもらいました。じっくり見て、改めて、タイトルをつけてもらい、先につけたタイトルと同じかどうか、違う場合は、じっくり見たことで何が見えてきたのか、などとともに、各自発表してもらいました。
②音を感じよう!
どんな音や音楽がそのアートからきこえてくるか、各自発表してもらいました。
③セリフを考えよう!
登場人物のセリフを考えてもらい、アート作品のどんなところからそのようなセリフを思いついたか、各自発表してもらいました。
④お話をつくろう!
「このあと、意外なことがおきるとしたら、どんなことが起きるでしょうか?」と問いを投げかけて、ストーリーを考えてもらい、各自発表してもらいました。
⑤伝わるかな?
一人だけアートを見ることができて、ほかの人は見られない、という形をとりました。アートを見た人は、見ていない人に、口頭で、アートの説明をしました。アートを見ていない人は、口頭の説明をたよりに、どんなものが描かれているか、想像しながら描いてもらいました。(絵の上手い下手を競うのではない。)アートを見ていない人から質問して、見た人はそれにこたえていく、というやりとりをして、どんなものが描かれているかを完成させていきました。最後に、アートをみんなで見て、言葉だけでの説明の難しさなどについて、意見・感想を共有するなどをしました。
5.感想など
参加者(小学生)にとっては、初めての体験だったので、面白がってくれました。とても積極的で、「前に出てきて、絵をよく見ていいですよ」といったら、全員でアートに急接近。(こんなに興味を持って、見てくれるのかとちょっと驚きました。)「じっくり絵をみましょう」と言う間もなく、全員積極的に、「ハイ!」「ハイ!」と手を挙げてくれて、
「私が最初に発表したい!!」と、とても勢いがありました。(誰から発表してもらおうか、迷うほどでした。)
最後の、一人だけがアートを見て説明し、他の人は何が描かれているか説明を聞きながら想像して手元で絵を描いてもらうのは、説明する側も、きいて絵を描く側も、むずかしかったようでした。
初めての体験だったこともあり、何をするんだろう、というワクワク感とともに、全体的に、楽しんでもらえたと思います。また参加したい、などの声ももらいました。
シブヤフォント認定アートファシリテーター 岡澤由宇子