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Party report



1年前の11月。
婚姻届を提出された翌日に、入籍記念でメズム東京に泊まりに来てくださったおふたり。

初めてお会いしてから10ヶ月間、共に準備を重ねて迎えた結婚式の日は、遠くまで澄み渡るような青空が広がっていました。

これから始まるお祝いの時を待ち構える
メズム東京のロビーとグランドピアノ。
結婚式の始まりは、メズム東京のお部屋から。
Chapterという呼称の通り、ここから新たな一章が始まります。
パーティー会場も着々と準備が進みます。

底無しの愛のオーラを纏うご新婦様と、冷静だけどいつも優しい眼差しのご新郎様。

私がご新婦様から何度も感銘を受けたのは、彼女の周囲への思いやりの深さ。

いつもどんな時でも、笑顔でお話ししてくださること。
私のことを気遣って締め括られるメールのやりとり。
ドレスを触る前には生地を痛めないように、必ずお手元の装飾品を外すこと。
どのスタッフがご挨拶をしても、必ずご自身のお名前を名乗ってから相手の名前を聞くこと。そして、一度名前を聞いたスタッフのことは必ず名前で呼んでくださること。

どの行動も、言葉も、彼女の芯から出てくるもので。
感銘を受ける反面、「疲れてしまわないかな?」と思うほど、いつも周りに気配りをしているご新婦様。

でも、そんなご新婦様が、自然体で接しているのが彼でした。

言葉にならないくらい、好きなお写真。

人前式

挙式はメズム東京のロビーにて。
オープンパブリックなスペースで、開放感のある結婚式が叶います。

ご新郎様の入場

ご新郎様の入場時には、お父様とお母様から
ジャケット&ブートニアのセレモニーを。

「早くに家を出て寮生活をしていたから、家族とはそんなに心の距離が近くないです」と胸の内を教えてくださったご新郎様。

でも、ご両親がご新郎様を見つめる眼差しからは、ご新郎様がお話してくださったよりも、深い愛情を感じました。
離れて暮らしていても、ずっとずっと心はそばにあったのだろうと。

ご新婦様の入場

ご新婦様の入場は、お父様のエスコートで。
感慨深くも、寂しそうな表情が印象的だったお父様。
お母様には、花嫁の身支度の仕上げとして
ベールダウンをお願いしました。

優しくも芯の強い瞳のお父様と、ご新婦様そっくりの柔らかい笑顔のお母様。お話してくださるエピソードの隅々まで、愛を感じるご家族。

ご両親にお会いしたとき、不思議な納得感がありました。
素敵なご両親から降り注いだ愛を、ご新婦様が余すことなく受け取ってきたからこそ、周囲への思いやりにあふれた彼女になったのだなぁと。

誓いの言葉

ご友人たち・親御様から問いかけていただいた誓いの言葉。
形式的な内容ではなく、おふたりのエピソードを混ぜていただくことで
初めて会ったゲストの方にも、おふたりの人となりが伝わる内容でした。
最後に、お互いに宣誓する形で誓いを立てたおふたり。

指輪の交換とご披露

グランドピアノ前の人前式はゲストの皆様もフリースペース。
お好きな位置から見守っていただけるからこそ、
ゲストの皆様に囲まれる形で挙式を行うことができます。

結婚証明書の署名とご披露

ドレスとお揃いのレースを使用した結婚証明書をチョイス。

退場

退場はゲストの皆様とハイタッチをしながら。
心が通じ合う瞬間を見ることができました。

パーティー

パーティー会場はメズム東京の ” the banquet ”。

レイアウトはロイヤルテーブルと円卓をMIXさせて。
メズム東京のテーマカラーであるミッドナイトブルーに近い
ネイビーのテーブルクロスにホワイト系のお花で上品な装飾に。

パーティーの始まりは、ご新婦様のハープの音色から。
新郎新婦の入場はせず、おふたりがゲストをお出迎えするスタイルにいたしました。

入場をしないことで、肩肘張らずに楽しめるパーティーのスタートに。

乾杯

高砂は設けずに、おふたりもゲストと同じテーブルに座り、
乾杯のご発生もご新郎様から。
オリジナルで作成したメニュー表も
ゲストの皆様に好評でした。

プロフィール紹介

今回、司会者はつけずにご新婦様が進行を担当。
スライドショーでお互いのプロフィールを紹介する形で、自己紹介ならぬ「他己紹介」を行いました。

エピソードごとに関係するゲストへインタビューを行います。
ご新郎様のゲストはご新婦様について、
ご新婦様のゲストはご新郎様について、
より深く知ることができたようです。
ご新婦様のご両親にもインタビュー。
お名前の由来などを教えていただきました。

お料理

メズム東京といえばオープンキッチン。
キュリナリーマイスターである隈元シェフ自らキッチンで腕を振るいます。

音や香りまで鮮明に感じられるオープンキッチン。
お料理がテーブルに届くたびに、歓声が上がります。


ゲストへのお手紙

親御様だけでなく、ゲストの皆様に対して感謝を伝えたいというご新婦様のご意向で、立ち位置もいわゆる結婚式らしい場所とは変更したお手紙朗読。

隣にいてお手紙を読むからこそ、伝わる温度感がありました。


結びはご新郎様のお父様と、ご新郎様からのご挨拶。

結婚式のご準備を本当に頑張っていたご新婦様へのねぎらいと、
改めてご新婦様を大切にしていく決意を語ったご新郎様。

プランナーからひとこと

おふたりとのお打ち合わせの日々。そして結婚式当日を見守っていて、
「愛や想いは見えにくいからこそ言葉と態度で表すことで、こんなにも周りを幸せにするのか」と、何度も何度も実感しました。

おふたりが作り出す空気や、じんと心に染み入る言葉たち。
きっと一朝一夕で身に付けたものではなく、心をすり減らしたことだってあるはずなのに、そんなことは感じさせない、柔らかな笑顔のおふたり。

おふたりが、周りの方々のありのままを大切に思うように、周りの方々もまた、おふたりのありのままを大切に思っていること。
それが目に見えたような結婚式でした。

どうかこの結婚式の思い出が、これから先もずっとおふたりのお守りであり続けますように。

Produced by:@arterno_weddings(プランナー:遠藤)
Venue:@mesmtokyo
Dress:@ituwagram
Flowers:@nakagikanako_design
Photographer:@__yusuke.h @mako.183
Videographer:@aratakurosawa
Hair&make @lerire_wedding
Bride @shobbonne

#結婚式

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