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6月13日(日)関西サッカーリーグ 第6節 VS ポルベニル飛鳥

2021 Match Report #8
大  会:関西サッカーリーグ第6週 vs ポルベニル飛鳥
試合結果:0-1

今シーズン初黒星&無得点
雨の中、力を送ってくださったサポーターの皆さん、運営に携わってくださった和歌山県サッカー協会の方々、ジュニアユースの皆さん、本当にありがとうございました。
ホームで今シーズン初黒星。良い結果を届けられず、非常に悔しい思いです。
今回のゲームは、多くの場面でこちらがボールを保持し、相手がブロックを敷くという構図でした。前半の失点以降、より強固になった相手のブロックを崩せませんでした。練習試合も含めて初の無得点で敗れた事実を受け止め、また次戦で勝ち点を取れるよう、顔を上げて進んでいきます。

《前半》後手になり、失点
ポルベニル飛鳥のフォーメーションは4-4-2。監督もJリーグ経験者、DFにもJリーグで活躍した選手がおり、前線には攻撃力の高い選手が並ぶ、危険なチームです。
試合序盤でもあまり激しくプレスをかけて来ず、自陣で守備を固めながら、こちらにボールを持たせてカウンターを狙うスタイル。序盤からこちらがボールを保持し、サイドから攻撃を仕掛けていきます。左サイドはうまくコンビネーションでクロスまで持っていくことに成功しますが、右サイドは堀野と大橋のコンビネーションがうまくいかず、攻めあぐねる状況が続きます。
ボールは保持しますが、なかなか良い形でシュートを打てず、今回も難しい試合になると予感させられました。
前半18分、失点を喫します。相手CBからのロングボールで自陣まで侵入され、そこから押し込まれて、クロスの折り返しを決められてしまいます。一瞬、こちらが後手になった場面でした。
うまくボールをペナルティエリア外にはじき出せず、相手に破られたというよりは先制点を与えてしまったという感覚です。
その後、果敢に両サイドから攻撃を仕掛けますが、決定的なチャンスを作れないまま前半が終了します。チャンスが少なかったことに関しては、今までのゲームとは異なり、相手の4人のDFはあまり前に出てこず、自分たちの背後のスペースを消していたことで対応されていました。
しかし、スペースは作るもの。背後にスペースがなければ、相手のDFの前でボールを受け、どんどん背後に走り込んで行かないと、また五分五分の勝負であれば仕掛けていかないと決定的なチャンスは作れませんし、ましてや得点は奪えません。
ハーフタイムは、相手DFの背後へのランニングを強調し、苦しい展開でも、自分たちにはそれをひっくり返す力があることを信じ続けよう、と選手たちをピッチに送り出しました。


《後半》ポルベニルの守備を最後まで崩せず。無得点。
今回のハーフタイムも非常に悩まされました。もしかすると、相手は2点目を狙いに来ず、さらに自陣に引いてブロックを固めてくるかもしれない。2点目を狙いにきてくれた方がありがたいが、自陣に引かれると難しくなる。攻撃のコンビネーションの改善。攻撃時のリスクマネジメントの徹底。もし最後までゴールを奪えなければ、後方の人数を削り、CBを一人前線に配置し、パワープレーを仕掛けることもひとつ。
頭の中で何度もシミュレーションし、後半開始。
後半も序盤からこちらがボールを保持。やはり相手は前半よりも自陣に下がってブロックを固めてきました。
こちらも前半同様、サイドから攻撃を仕掛けますが、なかなか突破はできません。
しかし、相手はブロックを固めているとはいえ、崩せないわけではありません。もっと背後を狙い、攻撃のスピードを上げ、相手のブロックが整う前にどんどんスペースに走り込み、ボールを送れば得点できるという感覚がありました。
後半12分、相手の背後に飛び出す能力が高いFW久保とキック精度の高いSB松尾をピッチに送ります。こちらのDFラインがボールを持ち、長いボールを蹴れるタイミングで、久保がどんどん相手のスペースを突く動きを見せます。それにつられて相手DFラインは下がり、MFとDFの間にスペースが生まれてきます。そこに2列目の加藤や堀野、髙橋(俊)がボールを受け、チャンスを演出。徐々に得点の予感がしてきます。しかし、アクシデントが発生。起爆剤になっていた久保が負傷してしまいます。
すぐに大北をピッチに送ります。大北も動き出しが得意で、さらにゴール前の嗅覚に優れた選手。
前線で動き回り周囲とのコンビネーションからチャンスメイクをしたり、ゴール前に飛び込んでヘディングシュートを放つなど、ゴールを狙います。
試合も終盤になるに連れ、ポルベニルはさらに自陣に引き、ブロックを作って1点を守り切ろうとします。しかし、ここで焦って前線に人数をかけ、リスクマネジメントを怠れば、2点目を奪われ、試合が終わってしまう。フォーメーションは変更せず、バランスを保ったまま得点チャンスは必ず作り出せると判断。しかし、なかなかゴールは奪えません。アディショナルタイムにCB髙橋(寛)をFWに上げ、パワープレーに出ます。しかし、ゴールを挙げることはできず、試合終了のホイッスル。今シーズン、初黒星。練習試合を含めても初めての無得点で、非常に悔しい結果になりました。

ホームゲームで望んでいたものとは違う結果になってしまいましたが、チームが崩壊するような悪いプレーを見せたわけではありません。今まで通り、我々が良いチームであることに変わりはありません。下を向く必要はないのです。
しかし、「良いチーム」でとどまってはいけません。「強いチーム」「怖いチーム」にならなければ、目標の関西リーグ優勝、JFLの昇格は不可能だと考えています。
今回のゲームは、悪くないプレーは多かったと思いますが、怖いプレーは少なかった。
まだまだ伸びしろのあるチームですし、これまでも課題と向き合う度に強くなってきたチームです。この負けがあったから昇格できたと言えるように、このゲームから学び、進んでいきます。
まだまだアルテリーヴォは強くなります。

次戦は関大クラブ2010。高さと技術のある選手が多く、非常にまとまりのあるチームです。
前期を上位で終えるためにも、絶対に勝たなければなりません。また3ポイントを取るために、良い準備をしたいと思います。

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