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6月20日(日)関西サッカーリーグ 第7節 VS 関大クラブ2010

2021 Match Report #9
大  会:関西サッカーリーグ第7週 vs 関大クラブ2010
試合結果:6-0

「良いチームから恐いチームへ」
前回の悔しい敗戦後、「良いチームから恐いチームへ」という言葉を用いて、さらなる進化に挑んできました。今回のゲームでは、その「恐さ」をどれだけ見せられるか。ボールを持っていても、いなくても仕掛けるサッカー、”Hunting Football"をどれだけ体現できるか。自分たちの力を示さなければ、結果もついてこない。そう思って臨んだ一戦でした。


《前半》
関大クラブ2010のフォーメーションは4-4-2。現時点では勝ち点を取れていないチームですが、テクニックに優れた選手が多く、決して侮れません。
ボールは序盤からこちらが支配。前回の敗戦で、恐いプレーが少なかったことから、どんどん相手の背後へ飛び出し、積極的にゴールに迫っていきます。
FWとして初先発の大北が、豊富な運動量で相手の背後をつき、相手陣内深くに侵入するきっかけを作ります。どんどん相手を押し込み、突破した左サイドから前半2分に加藤が先制点。その後チャンスをなかなか決めきれない時間帯が続きますが、35分、45分と立て続けに髙橋(俊)が2得点。順調に得点を重ね、3点リードで折り返します。

《後半》
3点を奪った前半でしたが、もう少しゴールを奪えたという感覚でした。
後半は、よりチャンスの質を高めたい、ゴール前にもう少し人数を割きたいと考え、SBをさらに高い位置に、WGを前半よりピッチの内側でプレーできるようにポジションを調整しました。
後半は髙橋(俊)に替え、ドリブル突破とシュート力のあるMF山中をピッチに送ります。
そして、MF宇都木も交替。右SBに大橋を入れ、前半右SBだった松尾を今シーズン初めてMFにポジションチェンジします。
最近の山中はキレがよく、相手チームにとって恐い存在に成長してきています。ポテンシャルの高い選手なので、今後さらに恐い存在になってくれることが期待されます。
後半10分前後に今回がリーグ戦デビューとなるSB吉谷、怪我から復帰したFW中西を送ります。
交替直後から中西が何度か決定機を得ますが、決めきれず。まだまだトップフォームではない様子ですが、ゴール前への侵入のタイミングなど、質の高い動きを見せてくれました。
吉谷も山中とのコンビネーションで左サイドから多くの決定機を創出。私が求めている相手にとって恐いプレーを随所に見せてくれました。
終盤には相手にPKを与えてしまう場面もありましたが、GK桑水流がこれを脚でセーブ。キッカーの動きを最後まで見極め、難しいPKをストップしてくれました。
後半43分には交替で入ったFW門司が6点目を挙げ、試合終了。
前回の敗戦を払拭する大量得点で試合を締めくくりました。

ひとつ、大量得点の背景として忘れてはいけないことがあります。
それは、関大クラブ2010がどれだけ失点しても試合を捨てず、ゴールを奪いに前に出てきたということが関係しています。戦意を失って、守備が崩壊したわけではありません。冷静さを失ってファウルを重ねたりもしません。彼らは勇敢に前に出て、最後までゴールを奪いにきました。もし彼らが失点を恐れて自陣のゴール前に固まっていたら、これほど多くの得点はできなかったでしょう。
リーグ戦を通じて失点が多いチームではありますが、彼らの勇敢さと礼儀正しさは讃えられるべきで、スポーツをする人間として学ぶべき部分がある、と私は考えています。

さて、今回の試合はシュートが27本。そのうち、ビッグチャンスは得点できなかったシーンは7つありました。6−0というスコアはサッカーの試合としては十分な結果ですが、我々の目指しているレベルを基準に考えると、勝ったからOKというものではありません。
逃したチャンスに目を向け、もっと恐いチームに、もっと貪欲なチームになっていきたい。創り出しているチャンスの質は高いので、今後さらにフィニッシュの精度を上げられるようにしていきたいと思います。

ともあれ、串本でのホームゲームを無事に勝利で飾ることができ、安堵しています。
串本のサポーターの皆さん、遠方から駆けつけてくださった皆さん、応援ありがとうございました。
次戦は前期最終戦。延期になっていた第3週Cento Cuore HARIMA戦です。
現在の首位チームとの対決。点差にもよりますが、こちらが勝てばHARIMAに勝ち点で並び、首位に立つことができます。これから後期を優位に戦っていく上でも、非常に重要な試合です。
無観客での開催となりますが、また皆さんのパワーをいただき、勝利したいと思います。

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