8月8日(日)国体近畿ブロック大会 VS 京都府代表
2021 Match Report #14
大 会:国民体育大会予選(近畿ブロック ) vs 京都府代表
試合結果:2-2(PK:5-6)
PK戦で敗北。国体本大会への出場を逃す。
国民体育大会(国体)へは、アルテリーヴォ和歌山としてではなく、和歌山県代表としての参加。和歌山県がプライドをかけているこの大会で、なんとか地域の信頼を積み重ねたい。そう思い、挑みました。
対戦する京都府代表は、おこしやす京都の選手・スタッフで構成されており、実質的に今シーズン4回目の対戦となりました。
国体はリーグ戦とは異なり、昇格もなく、クラブの名前も出ませんが、日頃支えてくださっている和歌山の皆さんへの感謝と県のプライドを懸け、過去の対戦での教訓を整理しながら戦いました。
【前半】
試合開始2分。意外にも先制点は早々に生まれました。きっかけは右SB大倉が相手陣内サイドに送ったロングパス。それを処理するために飛び出したGKが処理を誤り、ボールを拾った大北が後方の久保にパス。久保が遠い位置から無人のゴールに流し込み、開始早々に先制点を挙げます。
70分しかない今回の試合で、幸先よく先手を取って優位に立つことができました。京都は前日にも試合を行い、疲労があるのはこちらにとって大きなアドバンテージ。非常に重要な先制点でした。
しかし、相手はおこしやす京都の選手達。何度も対戦して十分に理解していますが、彼らは精神的にスキを見せない素晴らしい選手達です。さらに個々の能力が高く、前半中盤以降はボールを保持される場面が続き、苦しめられます。
相手のMFがDFからボールを引き出すためにポジションを変えるので、中盤とFWのプレスの連携を怠らずに、ミドルゾーンでブロックを作りながらゲームを進めようとしました。
前半終盤にはサイドから攻め込まれる状況が続き、少しナーバスになり、セットプレーからも危険な場面がありましたが、なんとか耐え、1-0とリードし、前半を終えました。
【後半】
前半の終盤、精神的なスキを見せる場面があり、そこが心配でした。
スコアや体力面のアドバンテージを食いつぶすような後半にしてはいけない。相手はおこしやす京都。スキを見せたら一瞬でやられてしまう。ハーフタイムでもう一度集中力を高めて後半に挑みました。
しかし、後半13分に左サイドからのクロスをエリア外で拾われ、同点ゴールを奪われてしまいます。
ですが、その5分後に中西と大北のコンビネーションで左サイドを突破。中西がペナルティエリア内に侵入し、中央へのパスを久保がスルー。フリーになった堀野が冷静にゴール左隅へ沈め、再びリードします。
直後の飲水タイムで残り時間も少ないことと、暑さを考慮し、ミドルゾーンでブロックを作りながらカウンターを狙う戦術にシフトします。
守備を固めていましたが、こちらの攻撃の後、少し生まれたほころびを突かれてしまいます。中央を破られ、ゴール前でGK臼杵と1vs1に。なんとかエリア外に弾き出そうとしますがゴールを許し、終盤で同点に追いつかれてしまいます。
その後、勢いに乗った京都に逆転のゴールを奪われてもおかしくない状況もありましたが、なんとか耐え、タイムアップ。
PK戦はこちらが後攻。最初の5人では互いに1本ずつ外し、サドンデスに突入。7人目まで進みましたが、相手GKに阻まれ、敗退。悔しいですが、国体本大会進出はなりませんでした。
望んでいた結果は得られませんでしたが、選手達は攻守において一体感を持ち、連動した好プレーを随所に見せてくれました。どちらが勝ってもおかしくないPK戦について言及するよりも、それまでの時間にフォーカスし、また向上していきたいと思います。
次戦は8月22日。関西リーグ第10週、Cento Cuore HARIMA戦です。
勝ち点同数で競う強敵ですが、ここからは引き分けも許されない試合が続きます。ホームで勝ち点3を積み上げられるよう、また十分に準備をして臨みます。
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