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女性性の最終奥義とは?ーココ・シャネルのホロスコープー

今日は女性性の最終奥義(?)のお話です。
ココ・シャネルのホロスコープが良い例になりそうかな、と思ったので、それと共にまとめてみます。

これまで女性性と男性性の分離から、統合までについてのお話をしてきました。


月や月関連、金星は、人間関係や恋愛関係へ影響をし、その中で私達は自身の女性性や男性性のエネルギーを学びます。

ホロスコープカウンセリングでクライアントの方とお話をしていると、多くの方の女性性が抑圧されているのをよく感じます。

私自身も無意識に抑圧していたので、よくわかる!!

直感、霊感、感情を感じる力は女性性の性質ですが、それが、長く抑圧されている時代が続いていたので仕方ないとはいえ、意識して変えていく事が本当に大切!

感情を感じること
自分を愛すること
表現すること
受け取ること
頼ること
甘えること

こういった事がとても大事です。

ただ、気をつけなくてはいけないのが、女性性にもネガティブな面があるということです。

自分の感情にどっぷり浸ってしまって犠牲者意識から抜け出せなかったり、
相手の感情を無視して一方的な感情表現になってしまったり、
自分を愛する事と自己中心になる区別がつかなくなったり、
受け取ることに慣れすぎて感謝すらできなくなったり、
頼りすぎて自分で何もできなくなったり、
甘えすぎて責任転嫁をしたり、相手にべったり重荷になったり、、、。

だからこそ男性性とのバランスも必要になってくるわけです。

この前も記事で書いていたのですが、私は最近、

本当の男性性とは、女性性を輝かせるものである、と思っています。

金星や月を輝かせるための仕事や社会との繋がり方をすること。

そうすれば、自分の感情をおいていくことはありません。自分のインナーチャイルドも満足して心が常に安定していれば余裕もでるので、他者に対していくらでも優しく接することが出来ます。

金星で喜びを感じるものを表現したり、その方向性で仕事をしてもいいし。

喜びの感情を大切にすると、受け取る事に対して自然に感謝がわいてくるので、与える側に高いセルフイメージを、逆に与えることになるのです。

エネルギーの世界では、与える側も受け取る側もイコールの関係です。だから、「喜」の循環につながります。
(与える側だけが良い、という考えは男性性を重視した場合の話なので、、。)

いただいたご縁に甘えてみたり、一人で出来ない事には他者に協力を頼んでみたり。自分の痛みを知り尽くした後ならば、他者の痛みを理解できるために、他者に共感したり、自身の豊かさや、もっているものを他者に分け与えたりすることも気軽にできます。

そうして女性性を自覚して人生を歩みはじめると、創造性が開花します。

女性性の最終奥義は、ずばり、かっこ「うみだすこと」でしょう。
つまり、人生の創造。

戦いに勝つためでも、誰かに認めてもらうための人生ではなくなるのです。

では、ココ・シャネルのホロスコープの例をみて、彼女の金星と月からどのように彼女が女性性と向き合い、太陽が月や金星を輝かせていったのかをみておきましょう。

ココ・シャネルの金星は獅子座の8ハウスにあります。(Astro.comでみたシャネルの出生図を参考にしています)

金星は小惑星リリスと合で、太陽も8ハウスにあります。


8ハウスに太陽がある方は、自分で太陽意識を獲得していない場合、パートナーや配偶者などから豊かさの恩恵を得ることがあります。ココ・シャネルも若い頃は舞台の仕事を夢にみていましたが、自分にむいていないと分かった後は、莫大な遺産をもつフランス軍の元騎兵将校かつ繊維業者の息子、バルサンの愛人となって暮らしていました。

そこで、乗馬をするようになり、当時上流階級に主流だったきらびらやかな格好から、もっとシンプルな乗馬服のデザインの着想を得ます。

さらに、バルサンの友人の一人であるイギリス上流階級出身ボーイ・カペルとも付き合い始め、のちにシャネルの最初の店舗の費用を彼が出しているのでした。シャネルは彼と腰を落ち着かせることを望んだそうですが、彼はシャネルに対して誠実であったことはなかった、ということです。

出資や、アイディアなどをパートナーを通じて得ていたのはまさに8ハウスっぽいですね。

8ハウスの獅子座の金星は、シャネルに恋愛関係になった相手の1番の女でいたい、その恋人の前で輝いていたい、という思いを最初に発生させていたはずです。

しかし、獅子座太陽意識は自分で獲得しないといけませんので、そのうちに、自分自身が一番輝いていくにはどうすればよいか?という意識を浮上させたのでしょう。

やがて、シャネルは、ブティックを始め、自分自身がビジネスウーマンとなるだけではなく、女性をコルセットなどから解放する服をデザインしていきました。

シャネル自らが社会で脚光を浴びて輝くだけではなく、それまでの女性達の服の価値観を壊し、女性の中の抑圧されていた男性性を後押ししていきました。

シャネルは魚座の月が2ハウスにあります。(青丸)



母が12歳の時に亡くなり、孤児院や修道院で育ったシャネルは、身近な人とつながれずに不安定になり、魚座特有の「夢を描く」という欲求がとても強かったのだと思います。

自分の中にある輝く素敵な夢を実現させて、それで所有を得ようという意識が浮上して、最初は舞台へとむかわせたのかなと思います。

シャネルの天秤座ブラックムーンリリス、ダークムーンリリス、ベスタと魚座の月は150度のクインカスです。(紫の丸)
(バーテックスとダークムーンリリスと月でヨッドとして読めなくはないのですが、感受点でできるヨッドのため、私は通常のヨッドとしては読んでおりませんので、、。)

自分は舞台にむいていない、と冷静に分析することが初めはとてもこわかったのではないかと思います。カペルとの恋愛関係においても、カペルが自分に誠実ではないということを俯瞰視点で受け止めることが怖かったかもしれません。

魚座の月と獅子座金星も150度(緑の丸)なので統合の難しい配置ですが、最終的に、「女性たちだって夢を描いて、実現する事ができるのよ!」というメッセージを服に込め、実際に女性達が活動しやすいファッションを提供していったのだと思います。まさに魚座の月で、夢の大切さを他者に諭し、獅子座金星で、リーダーシップをとってセルフイメージをアップする喜びを共有している感じ。創造性と貢献の5、6ハウスに天体も集中していますからそれが
、デザインの仕事になっていったのでしょう。

8ハウスは自他共に生まれ変われるハウスですので、獅子座太陽8ハウスで、自分自身を輝かせるだけではなく、相手をも輝かせることができる力を発揮したのかな、と思います。大量生産向けの服ではない理由も、1対1で顧客との信頼関係を結べる8ハウス太陽ならではです。

金星と小惑星リリスは合なので(緑の丸)、顧客との交流を通して創造していくことが最高の喜びだったに違いありません。

小惑星リリスの考察についてはこちらから↓↓


太陽すらも、月と金星、女性性のため!と考えてホロスコープを読むとなんだかしっくりくるな~、と思うのは私だけでしょうか?

来月から、女性性関連のメニューを何かいれたいなあ、と考えていますが、まだ考案中です。

また告知させていただきます〜。

*お知らせ*
9月1日から料金設定の変更と、メニューの追加、変更などを考えております。8月31日までは今のままの設定とさせていただきますので、興味をお持ちの方は、以下のリンクからお申し込みくださいませ。












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