12星座の本質について考える⑤蟹座
蟹座に天体をお持ちの皆様、お待たせいたしました。今回は蟹座の季節にちゃんと蟹座についてアップ出来ました~。
この前双子座について記事を書きましたが、現在木星が双子座を通過中です。ここから1年ほど、言葉の使い方や他者とのコミュニケーションを意識したり、興味のままに!を意識して行動していただくとチャンスにつながりやすくなります。秋以降は冥王星も水瓶座に本格的に移動しますので、風にのってそのままピューっと個性を発見したり、活躍できる場所までいけると良いですね。たぶん牡牛座に木星が滞在していた時よりも、動きやすいと感じる人も多いのではないかと思いますので、双子座の本質を意識した上で、木星の恩恵を受け取っていけると良いですね!
双子座についてはこちらからどうぞ。↓↓↓
では、今回は双子座の次の蟹座の本質について考えてみたいと思います。
神話については以下に簡単にまとめております。
上記のマガジンの蟹座の記事で前に書きましたが、蟹座神話からのイメージはこんな感じ。
ー繊細で感受性が強い。
ー実は感情的。
ー愛情深い。(蟹の甲羅で包み込める範囲)
ーいざという時は戦う。(守るもののために)
ー心を開く人とそうでない人の線引きがはっきりしている
蟹座は、感情がキーワードです。特に個人の感情や身近な人達の感情。活動宮でもあるので、自分を守ったり、誰かを守るために行動する事ができる。
私の家族の話しで恐縮ですが、うちには蟹座が強い人が二人いるのです。兄と父です。
私の父は蟹座の月持ちで、4人兄弟の末っ子で長男として生まれました。男尊女卑の残る昔の家庭で育ったため、おそらく父は特別視されていたのだろうと思います。3人の姉とは仲が悪く、ひがみや妬みのようなものを姉達から感じていたのではないか、と想像できます。唯一の男子なので、良い大学へ入って良い勤め先を、というプレッシャーも相当あったようで、実家の居心地はかなり悪かったと想像できます。
そして、それらの不安定な感情は、母と結婚をしてから大爆発していきました。仕事が忙しい時は、酔って帰ってきては母に怒鳴り散らしていました。
月に火星がアスペクトをとっているので、外側への攻撃性としてあらわれていたようです。
蟹座の月が求めてやまないのは安心感です。心の安堵感のようなもの。安心できるテリトリーと言ってもいいかもしれません。他者の感情が優先になってしまって自分の感情を後回しになってしまう事が多い。
最小単位のテリトリーといえば、昔から家族、というイメージかと思いますので蟹座は家族や母性の象徴とずっと言われていたのかと思います。
でも、現代では、「仲間意識」が生まれる場所ならばどこでも蟹座のテリトリーとして含まれるのではないかなと私は思います。
父は牡羊座の太陽なので、最終的には挑戦していくことの大切さや、失敗した部下の気持ちの寄り添ったりという感じで、蟹月のエネルギーを使い、定年後はアドバイザー的な立場になって心が充実していったようです。
しかし、父が落ち着いたなあ、と私が思い始めたのは、蟹座太陽の兄が結婚したあたりからかもしれません。当時は、兄が父より大人になったんだな〜、と思っていましたが、今考えると、兄が蟹座太陽意識を獲得できたからなのだな、と思います。
兄に子供が生まれて自分が実際に父親になった時に、はじめて蟹座太陽目線で、父の蟹月の苦しみを理解できたのだと思います。
今では父が兄を頼りにするようになりました。
ちなみに、私は父を憎んでいる時期がとても長かったのですが、全て振り返ると、父は私に対してはほとんど怒鳴らず、手も上げず、ずっと蟹座の月で見守ってくれていたよなあ、と感じます。
それにも関わらず、あれほど父を憎んでいたのは、私の12ハウスの月が無意識に母の感情にシンクロしていたせいだったのでしょう。母が怒鳴られるたびにそのダメージが私にも流れこんできていたのです。
まあ、色々ありましたが、そんな我が家族の痛みも苦しみも、全て丸ごとひっくるめて愛してくれている魚座太陽の母が一番すごいのかな、と最近思います。魚座に太陽と月がある母なので、父を信じるか信じないか、許すか許さないかで、相当に葛藤があったはずですが、今ではすっかり太陽意識になっているのではないかな思います。
さて、我が家の例はここまでにしておいて、蟹座の本質を考えてみます。
今回も、ヌーソロジーを参考にしてまとめてみます。
ヌーソロジーを提唱している半田さんはチャネリングで、蟹座について以下のように言及しています。
蟹座とは力の相殺を送り出すところ
だそうです。
これだけだとやはり解読が難しいですね、、。
ヌーソロジーについてはこちらから↓↓
今回も私なりに翻訳してみます。
まず、ヌーソロジーでは、意識は素粒子であり、その素粒子である意識体のほうが本来の自分のほうである、という考えが基本です。
その素粒子の次元が上がることで、自我や物理次元の世界を認識していくようになるのですが、
その初期段階で、負荷と対化というものがうまれます。
自分軸を負荷(自分の気持ちや考え)とすると
それに対して対化(他者の意見、気持ち)というものがうまれると考えるとわかりやすい、とどこかの記事で書いてあったような、、、。
そして、そのままだと対立してしまう2つの力を、相殺することを等化とよびます。
等価とは、右だったものは実は左だったとか、左だったのか右だった、といった俯瞰視点みたいなものです。
ここからは私の解釈なのですが、占星術では、蟹座は感受性や他者の気持ちにとても敏感であるといわれています。
それは、蟹座が2つの力(自己と他者)を相殺する、もしくは等価するという性質をもっているからなのではないかと思います。簡単にいうと、自分と相手の感情を感じることができる、という事だからなのかな、と思いました。
ただ、相手と自分の感情を感じる事ができるけれども、蟹座は水星座の一番最初なので、自分の感情のほうを通常は強く感じるはずです。(蠍座は一人の対象と同化し、魚座は全ての対象とつながることができる)
自分の感情、感受性を理解したうえで相手のために動けるのは蟹座の金星や火星持ちの方かもしれません。蟹座土星の方はその部分を今生で訓練される感じ。
蟹座太陽の方は、そういう状態を獲得することを目指すのが大事になると思います。
繊細No.1の蟹月さんは、おそらく、自分の感情よりも他者の気持ちのほうを強く感じでしまうはずです。だから、接する相手が、他者の気持ちを汲み取るのが苦手だった場合や、ネガティブだった場合、または、感情よりも思考派だったりすると、その相手と自分の感情のギャップを瞬時に理解してしまうため、自分が深く傷ついたような思いになってしまうのかもしれません。
ちなみに私は蟹座に小惑星ジュノーしかないのですが、自分の心が動いて相手のために何かしてあげたい、守りたいという瞬間をはっきり感じ取れます。
では、以下に私の考える蟹座の本質をまとめてみます。
蟹座は、自分の感情を感じられる感度が強く、他者の気持ちや感情を汲み取る繊細さがあるため、心地良いテリトリー内で仲間や家族の気持ちを守ったり育てたりできる性質がある。
蟹座は活動宮なので現実に行動も起こせますが、その根底には「自分や相手の気持ちを守るため」という気持ちが働いているのかもしれません。
今年の秋以降、水瓶座に冥王星がうつった後、家族だけではなく大切な人達の気持ちを守るために動いていけるのはきっと蟹座に天体がはいっている方々でしょう。皆が安心できる皆のための心の居場所をぜひ創造していってほしいです。
私は今週末までには日本へ帰国しますが、蟹座の時期に、自分が安心できるテリトリーへ帰る、というの偶然ではないのだろうなあ~、と思いました!
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